さとむら緑「背伸びするからキスをして」のネタバレ感想|完全無欠のスパダリ×攻を大好きな大学生 幼馴染同士の超!!!甘々溺愛BL

小説

さとむら緑先生「背伸びするからキスをして」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人におすすめなのかなど、ネタバレ感想とともにご紹介します☺️✨

登場人物とあらすじ


完全無欠のスパダリ×攻を大好きな大学生 幼馴染同士 のお話です。

二十歳の誕生日目前に「大人になったら恋人になる」と約束した大好きな年上の幼なじみ・城太郎と同棲生活をスタートさせた敬。

いつキスしてくれるのか、いつもっと恋人っぽいことをしてくれるのか、ドキドキしながらずっと待っているのに、城太郎は何にもしてくれない。

やきもきしていたその時、城太郎のニューヨーク本社時代の同僚だというブロンドの超美形が押しかけてきて…!?

 

 

こんな人におすすめ

  • 超絶ハッピーなBLを読みたい
  • 健気で一生懸命な、かわいい受けが好き
  • お世話好きな溺愛執着攻めが好き

 

ネタバレ感想

表紙を見た瞬間に、「あっこの多幸感、いま私が一番求めてるやつ…!!」と思ったんですが、読んだら想像の1000000億倍くらいハッピーラブリーアーンドエロエロエロスで最高の極みでした。

ありがとうさとむら先生、一匙のリアルな切なさと圧倒的溺愛に心がぽっかぽかパラダイスです。

城太郎(攻)はイタリアの血が入っているからか、愛の言葉がすごく色っぽくて甘くてストレートなのが最高です…!!!

君をこんな風に愛してるよ、嫉妬してるよ、って恥じずにはっきり伝えるところが大好きです。ガチムチでセクシーな外見も素敵。

ハァ〜ッッ理想の攻め!!理想のスパダリ!!

あと、敬が家族だけでなく周囲からも可愛がられているのが微笑ましくてデレデレしちゃいます。

私も家出した敬にシュラフとかチョコレートとかあげたい。

でも最後には可愛いだけの子犬じゃなく、城太郎を愛してるからこそ自立した生き方や愛し方を積極的に考え行動していたのがかっこよすぎました…。

そして、幼い城太郎がクリスチャンの父にゲイだとカムアウトしたシーン。カムアウトすることも仲違いの日々も、どちらも幼い城太郎にとって酷く辛い時期だったはずです。

当時の城太郎を思って胸が苦しいし、敬が城太郎を守れる大人になりたいと決意したのが尊いし、その思い出話を真剣に聞いてアドバイスくれる御影は良い奴だし、もう泣くしかない…😭😭😭😭😭

敬と城太郎、私はそれぞれに大好きなセリフがあって

「敬の笑顔は小さなおひさまみたい」

「俺、承太郎の涙くらい、すぐ乾かしてあげる」

この2つには特にぐっときました。

敬にとって城太郎は完全無欠のスパダリだけど、城太郎にとって敬は本当に天使だったろうなあ、と思うんです。

いつも一緒懸命で朗らか、愛に溢れる敬を見てると、読者も心が浄化されますもん。敬の笑顔に涙乾かしてほしい〜!!!☀️✨

あとこれは文章テクニックの話なんですが、さとむら先生の「最低限の言葉で、読者から最大限の想像を引き出す」文章力に感動しました…。

短い文量で、両片想いの2人が①なぜ②どうやって出会い、③想いを育て④すれ違い⑤両想いに至ったのかを⑥時に泣かせる話も挟みつつ⑦濃厚かつ個性的な濡れ場も入れるという神業。

これぞ名文、名作…!

あと、エッチなシーンで一番好きなセリフは、城太郎が敬にフェラした後に言う「気持ちよかった?いっぱい出たね」

これさ〜〜〜!!!めっちゃシンプルなんだけど、普段卑猥のひの字も知りませんって顔で紳士的な物腰の城太郎だからか、めっっちゃくちゃエロく感じるんですよ…!!!

城太郎の全てが好きです…ベストオブ攻め様…。

 

まとめ

超溺愛!!!!!

独占欲の鬼なのに受には優しい兄貴分を装う攻の腹黒さも、ウブな受の思い込みですれ違っちゃうのも大好物すぎて萌死です。最高。

何万回も読み返したい、癒しの名作です!!!

背伸びするからキスをして
作者:さとむら緑
二十歳の誕生日目前に「大人になったら恋人になる」と約束した大好きな年上の幼なじみ・城太郎と同棲生活をスタートさせた敬。いつキスしてくれるのか、いつもっと恋人っぽいことをしてくれるのか、ドキドキしながらずっと待っているのに、城太郎は何にもしてくれない。やきもきしていたその時、城太郎のニューヨーク本社時代の同僚だというブロンドの超美形が押しかけてきた!?
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