椹野道流先生「従者にあらず」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
パン屋のホルガーは、毎晩やって来る客の魔法使い・ロテールが気になっていた。無表情で無感情な彼に戸惑うものの、その惨憺たる食生活を聞いて放っておけなくなり、拒絶するロテールを「親切の押し売りだ!」と説き伏せ食事をさせてせっせと世話を焼いた。
そして酔ったロテールが露わにした脆い素顔に、たまらない気持ちになって抱き締め…。
こんな人におすすめ
- おいしそうなパンで飯テロされたい!!🍞✨
- 中世ヨーロッパ風のファンタジーものが読みたい🧙♂️
- のんびり進む恋のお話を堪能したい☺️🌸
ネタバレ感想
とにかく、攻め・ホルガーの焼くシンプルな田舎のパンがおいしそうすぎる!!!!!!!!
食べさせてください!!!!!😭
かったい賞味期限切れのパンをちびちび食べる、受け・魔法使いのロテールにキレて、自分の食卓に彼を呼びつけて餌付けしていくお話ですw
痛い・切ない展開ゼロなので、「おいしい食事が登場する、スローペースなファンタジーBLを読みたいな〜」って時におすすめ🍳❤️
ロテールは、はじめこそ「食べるのめんどくさい」「人付き合いめんどくさい」って対応をしてるんですが、どんどんホルガーの食事の虜になっていくんですよね。それがかわいくって…😂🌸
2人の住む街の様子が丁寧に描かれていて、2人だけでなく賑やかな周囲の人々や流れていく四季が感じられるのもとても素敵です。
好きな人との交流が日常になっていくこと、それを幸せに思う2人が微笑ましくて、心があったかくなります😌✨
まとめ
同著者「されどご主人様」の続編ですが、単品で読めます!
ミヒャエル・エンデ「モモ」が好きな人は好きかも。
寝る前に読めば安眠できそうな大人向け絵本(BL)です。
小さくも豊かな町で、穏やかに交流を深める2人が微笑ましい良作🧙♂️🥖❤️