さとむら緑「魔法のない国の王子」のネタバレ感想|絵に閉じ込められた王子様の「願い事」とはー?

小説

さとむら緑先生「魔法のない国の王子」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


絵に閉じ込められた王子×寂れた喫茶店店主 のお話。

<あらすじ>
パンフレットで見た絵に妙に心惹かれ、展覧会を訪れた御園静の前に現れたのは、その絵に描かれていた男……中世風の衣装を纏った、美しい王子様だった。

自称ヨアヒム王子は突然静に愛を告げ、自分たちは前世で恋人同士だった、再会できるのを絵の中でずっと待っていた、などと意味不明の主張をする。

静は怯えて逃げ出したが、ヨアヒムは家までついてきてしまい…。

 

こんな人におすすめ

  • 愛する人の生まれ変わりや輪廻転生…という展開に胸キュンする
  • 身分差の悲恋に感動したい
  • いっぱい泣いて、いっぱいほっこり甘々を堪能したい

 

ネタバレ感想

「おまえが好きだった。いや、好きだ。イリヤ、わたしの小鳥、そして、静…おまえが忘れてしまっても、永遠に愛しているよ」

攻のこの言葉を読んで、声をあげて泣きました。再読時も号泣。

愛する人に忘れられることほど辛いことはない。それでも永遠に愛していると誓う攻の愛情の深さに涙が止まらなかったです…😭

そして、天真爛漫で心優しいヨアヒム(攻)に引け目を感じ、彼を愛することから逃げていたイリヤ(受)。

利己的に見えたイリヤが初めて明かした本心

「許して貰えなくてもいい。もう一度、会いたい。彼にふさわしい人間になって、そして、あなたが好きだと、今度こそ伝えたかった。」

この真摯な思いに、胸がいっぱいになって言葉が出てきませんでした。

本当に本当に、何度も読みたくなる本だなあと感じました。

 

まとめ

こんなに攻を愛しく思うBL作品は初めて😭

ファンタジーですが、細部の描写が丁寧なので驚くほどリアル。

記憶を失った恋人に愛を捧げ続ける攻の健気さに号泣します。

運命の再会と溺愛に泣く、感動の名作です😭🏆✨

魔法のない国の王子【イラストあり】
作者:さとむら緑
パンフレットで見た絵に妙に心惹かれ、展覧会を訪れた御園静の前に現れたのは、その絵に描かれていた男……中世風の衣装を纏った、美しい王子様だった。自称ヨアヒム王子は突然静に愛を告げ、自分たちは前世で恋人同士だった、再会できるのを絵の中でずっと待っていた、などと意味不明の主張をする。静は怯えて逃げ出したが、ヨアヒムは家までついてきてしまい…。
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