中国ブロマンス時代劇「成化十四年~都に咲く秘密~」の全話ネタバレ・あらすじ一覧|古代中国の華麗なる政争

ドラマ

第31話 氷売りの秘密

<あらすじ>
隋州と唐泛は、金三を捕らえて改心させる計画を立てたが、2人の動きを察知したかのように、正体不明の黒衣の一味が突如現れ、金三に攻撃を仕掛ける。
混乱の中、3人は力を合わせて現場を脱出したものの、金三が追っ手の矢を受けてしまう。
金三を助けるため、急遽、裴淮の元を訪れた隋州と唐泛は、金三が実は女だったことを裴淮から知らされる。

隋州と唐泛は、金三を捕らえて改心させる計画を立てましたが、2人の動きを察知したかのように、正体不明の黒衣の一味が突如現れ、金三に攻撃を仕掛けます。混乱の中、3人は力を合わせて現場を脱出したものの、金三が追っ手の矢を受けてしまいます。金三を助けるため、急遽、裴淮の元を訪れた隋州と唐泛は、金三が実は女だったことを裴淮から知らされます。命拾いした金三は再犯しないことを誓う一方で、金一族の知られざる秘密を明らかにします。
実は金一族は前朝の御用職人で地下牢の建設を手伝っていましたが、口封じのために殺されるのを免れるためこっそりと抜け道を作っていたのでした。100個ほどはすでに売りさばいた後でしたが、抜け道を見つけた手柄で孫達の命は繋がりそうです。

都に潜む李子龍は青歌に金三を襲わせていました。彼は2日後、成化帝のもとに届くものを心待ちにしていました。
彼は人を介して自動で矢を射る機械の図面を集めさせていました。

ドゥルラは闇市でアラスに会ったと言い、人目でも彼に会いたいと唐瑜にこぼします。
裴淮は唐瑜に自分の想いを告白します。

2日後、成化帝のもとに自動で矢を射る機械が届けられます。それを見て「オイラトとの長年の戦いに幕を引ける」と成化帝はほほえみます。

 

第32話 オイラトの使節団

<あらすじ>
隋州から悪夢の話を聞いた唐泛たちは、隋州の体調を心配し、それぞれ解決策を持ち寄って隋州に勧める。
一方、唐泛はドゥルラのためにアラスの行方を捜していた。
そんなある日、オイラトの使節団が朝貢にやってくる。

隋州から悪夢の話を聞いた唐泛たちは、隋州の体調を心配し、それぞれ解決策を持ち寄って隋州に勧めます。そんな中、裴淮は自分の家の権利書を唐瑜に渡し、求婚し成功します。

一方、唐泛はドゥルラのためにアラスの行方を捜していました。彼の帳簿と品物の目録から彼の交友関係を探ろうとします。汪植から借りた薬剤の持ち出し記録の中で、丁満という人物の字とアラスの字が酷似していることに気づく唐泛。
李子龍の命を受けた青歌は唐泛づてにドゥルラに近づきます。

そんなある日、オイラトの使節団が朝貢にやってきます。皇帝付きの宦官・丁満として宮中に潜入していたアラスは、奏上を盗み見て固安郡主の夫である王憲の開発した兵器・蔽日神機の設計図を奪う計画を立て、使節団と共に動きだします。
王憲は誘拐され、汪植は成化帝から奪還の命を受けます。

 

第33話 消えた王憲

<あらすじ>
王憲の誘拐事件を重く見た隋州と汪植は、唐泛に協力を求める。
現場の状況から、犯人が鉄市に潜む屠殺夫だと推理した唐泛の言葉を受け、隋州は錦衣衛を率いて鉄市を捜索することに。
一方、汪植は公私両面から王憲の素性を調べはじめる。

王憲の誘拐事件を重く見た隋州と汪植は、唐泛に協力を求めます。唐泛はオイラト人と黒衣の者たちが馬車を襲う際に抗争したのではと推測。現場の状況から、犯人が鉄市に潜む屠殺夫だと推理した唐泛の言葉を受け、隋州は錦衣衛を率いて鉄市を捜索することに。
そんな中、ドゥルラのもとにアラスが訪ねてきます。それ以降、彼女は「アラスを探すな」と唐泛に言うようになります。

一方、汪植は公私両面から王憲の素性を調べはじめます。王憲の妻である固安郡主や王憲の助手・章鞏柱と相次いで面会した汪植は、そこで、武器開発で優れた技能を持つ王憲のもう一つの顔を知らされます。固安郡主は王憲が「飛ぶこと」を一途に夢見る才能のある人物だと褒め称えます。章鞏柱は蔽日神機が完成したことを知る者は官吏数名だと言います。
しばらくして、隋州が犯人の根城を特定し、突入を計画します。青歌は唐泛が根城を突き止めたことを知り、黒衣の仲間たちとともに彼を尾行します。

 

第34話 悲しき決意

<あらすじ>
丁満が王憲を拉致したオイラトの一味と繋がっていることを知った唐泛たちは、王憲奪還のため、わざと隙を作って彼らが動きだすように仕向ける。
唐泛の策にはまった丁満は、捕まる直前、駆けつけた馬車に飛び乗り逃走。
隋州が追跡中に手に入れた外套を見た唐泛は、丁満の向かった先を悟り、鉄市へと向かう。

丁満が王憲を拉致したオイラトの一味と繋がっていることを知った唐泛たちは、王憲奪還のため、わざと隙を作って彼らが動きだすように仕向けます。唐泛の策にはまった丁満は、捕まる直前、駆けつけた馬車に飛び乗り逃走。隋州が追跡中に手に入れた外套を見た唐泛は、丁満の向かった先を悟り、鉄市へと向かいます。

そこで、アラスと対面した唐泛は説得を試みますが、アラスは3年前に都で大爆発を起こした爆弾・博浪を見せ、ただ生きたいと願うオイラトの民を踏みにじる明への怒りをあらわにします。丁満はドゥルラに博浪を渡し、草原に帰れと説得します。

丁満は唐泛とドゥルラを人質に城を出ようとしますが、博浪が起動してしまい、ドゥルラはとっさに唐泛を逃し馬車ごと自分と丁満を道連れにします。

 

第35話 運命の日

<あらすじ>
三年前、科挙の最終試験・殿試で頭角を現した唐泛だったが、1位通過者が与えられる称号・状元に選ばれず意気消沈していた。
同じ頃、汪植は皇帝の侍従として御書房で平凡な日々を送り、辺境の守備から都へ戻った隋州は、錦衣衛に配属されるも周囲からは見下されていた。
そんなある日、兵部の武庫司で大爆発が発生する。

3年前、科挙の最終試験・殿試で頭角を現した唐泛でしたが、1位通過者が与えられる称号・状元に選ばれず意気消沈していました。同じ頃、汪植は皇帝の侍従として御書房で平凡な日々を送り、辺境の守備から都へ戻った隋州は、錦衣衛に配属されるも「役立たずの御曹司」と周囲からは見下されていました。
オイラトの王子であるアラスは鉄市でドゥルラやウユンブラガたちとともに宦官となり宮中へ侵入する方法を探っていました。
そんなある日、王憲が製作していた兵部複数の博浪が官吏たちの取り扱い不注意によって武庫司で大爆発を起こします。

混乱の最中、唐泛は裴淮と出会います。唐泛と隋州は被災民の救出に動き、助け合っていました。
「丁満」という名前で宮中に入るはずだった男が死んでしまったため、アラスが代わりに宮中に入ることになります。
勅命を受けた汪植は、成化帝から「自分の目となり耳となる西廠を作ってくれ」と頼まれます。3人とアラス、李子龍はそれぞれこの大事件で運命を帰らえたのでした。

 

第36話 離れた心

<あらすじ>
すさまじい轟音に目を覚ました皇帝と貴妃。
駆けつけた汪植は、間諜の手にあった博浪が爆発したことを告げ、3年前の事件解明のためにも、王憲の周辺を調査するよう進言する。
一方、ドゥルラを失ったことで唐泛と隋州の仲には深い溝が生じていた。

すさまじい轟音に目を覚ました皇帝と貴妃。駆けつけた汪植は、間諜の手にあった博浪が爆発したことを告げ、3年前の事件解明のためにも、王憲の周辺を調査するよう進言します。王憲を拷問しようとする汪植ですが、丁容の調査の結果、彼は生まれつきの呆症で言葉が話せないとのことです。

一方、ドゥルラを失ったことで唐泛と隋州の仲には深い溝が生じていました。唐泛は失意の底に沈み、隋州もまた食欲をなくし、心の病は深刻さを増していきます。唐泛には青歌が近づきます。

その頃、固安郡主は西廠に捕まった夫・王憲を取り戻そうと動いていました。汪植は王憲の助手・章鞏柱と唐泛を呼び出します。

 

第37話 王憲の生い立ち

<あらすじ>
唐泛は裴淮の助言を元に、王憲の好みそうな物で興味を引きつけ、話を聞き出そうと考える。
同じ頃、王憲の助手・章鞏柱が西廠に赴き捜査の協力を申し出ていた。
ところが彼との対面を果たした王憲は、再び極度の精神不安に陥ってしまう。

唐泛は裴淮の助言を元に、王憲の好みそうな物で興味を引きつけ、話を聞き出そうと考えます。そこで唐泛は関係省庁の全ての記録簿を精査すべく、勅命をもらえるよう汪植に頼み込みます。

同じ頃、王憲の助手・章鞏柱が西廠に赴き捜査の協力を申し出ていました。ところが彼との対面を果たした王憲は、彼のなにかの合図を見て再び極度の精神不安に陥ってしまいます。

一方、隋州と薛凌は爆発現場の遺留品から王憲が鉄箱を携帯していたことを知り、解決の糸口がないか王憲の執務室に潜入します。そこで日付だけが書かれた謎めいた書付を発見します。そこから、唐泛は章鞏柱が博浪に深く関わっていることを推測しすぐに指名手配します。

その頃、青歌が李子龍に唐泛たちが章鞏柱を探していることを報告していました。

 

第38話 幻の章鞏柱

<あらすじ>
唐泛たちは章鞏柱の行方を追っていたが、不思議なことに彼がどこから来てどこへ帰るのか知る者は誰もいなかった。
だが、いち早く章鞏柱の正体に気付いた李子龍は固安郡主に接近し、王憲を取り戻すために手を貸そうと持ちかける。
一方、仲違いしていた唐泛と隋州はそれでも共に捜査に当たっていたが、不協和音は消えず、隋州の心の病はさらに深刻さを増していく。

李子龍は章鞏柱の正体は固安郡主ではないかと青歌に言い、調べさせます。その想像通り、固安郡主は王憲を守るため、「何かあったら章鞏柱に命じられたと言え」と何度も教え込んでいました。
いち早く章鞏柱の正体に気付いた李子龍は固安郡主に接近し、王憲を取り戻すために手を貸そうと持ちかけます。固安郡主は成化帝の前で長時間ひざまずき、王憲を西廠から出させます。

唐泛たちは章鞏柱の行方を追っていましたが、不思議なことに彼がどこから来てどこへ帰るのか知る者は誰もいませんでした。
仲違いしていた唐泛と隋州はそれでも共に捜査に当たっていましたが、不協和音は消えず、隋州の心の病はさらに深刻さを増していきます。そんな中、記録簿から手がかりを見つけた唐泛は章鞏柱と固安郡主が同一人物だと気づきます。固安郡主は王憲と博浪の力で復讐を遂げるために、あえて自分から彼に嫁ぎたいと申し出たのでした。

後日、西廠は王憲を見せしめに斬首にすると偽のお触れを出します。固安郡主は慌てて李子龍に会いに行きます。

 

第39話 郡主の宿怨

<あらすじ>
李子龍は王憲の救出と引き換えに、隠し持っている兵器・博浪を渡すよう固安郡主に迫る。
郡主はやむなくその要求をのむことに。
しばらくして西廠に自首した郡主は自らの正体を明かし、博浪の保管場所を問い詰める汪植に対して、自白の条件として王憲赦免の勅命をもらうことを要求する。

李子龍は王憲の救出と引き換えに、隠し持っている兵器・博浪の5割を渡すよう固安郡主に迫ります。郡主はやむなくその要求をのむことに。
しばらくして西廠に自首した固安郡主は自らの正体を明かし、博浪の保管場所を問い詰める汪植に対して、自白の条件として王憲赦免の勅命をもらうことを要求します。固安郡主は自分の父が弟に王位を簒奪、軟禁され殺されたことをずっと憎んでいました。博浪の在りかを聞き出そうとしているうちに、李子龍の手に渡った博浪が爆発。城内は騒然とします。
成化帝は固安郡主と王憲を流刑とします。

固安郡主の自白で博浪の在りかが判明し、隋州と汪植は二手に分かれて城内の捜索に乗り出します。しかし見つかった博浪はすべて未完成。
護衛が手薄になった西廠は、郡主の援軍と李子龍によって密かに包囲され、兵士たちは殲滅されます。唐泛を助けに隋州が来ますが、李子龍は間一髪で逃げ出します。成化帝は逃げた固安郡主たちの処遇は宗人府に任せると命じます。
唐泛と隋州はやっと仲直りします。

 

第40話 木鳶は空へ

<あらすじ>
回収した博浪が半数しかないことに気付いた唐泛は、隋州が見つけた4つの日付から博浪の隠し場所を推理する。
その頃、固安郡主と王憲は、李子龍に脅され博浪の完成に手を貸していた。
現場に駆けつけた唐泛たちは、巨大な木鳶を見つけるが…。

回収した博浪が半数しかないことに気付いた唐泛は、隋州が見つけた4つの日付から博浪の隠し場所を推理します。
その頃、固安郡主と王憲は、李子龍に脅され博浪の完成に手を貸していました。李子龍はお礼にと博浪を乗せた巨大な木鳶を置いていきます。固安郡主と王憲は木鳶に乗り、空中で博浪の爆発とともに自害します。李子龍は博浪の組み立て方を部下に覚えさせ、できるだけ多く複製するように命じます。
事件が解決後、隋州は百戸に復位し、隋州は自らの願いで昇進を留め置きます。残りの博浪は西廠が管理することになりました。

「土木の変」から30年もの間オイラトに囚われていた将軍・高義が明に返還されることになります。皇帝は、先帝を守り捕虜となっていた忠義の士として、高義の帰還を祝う宴を提案します。高義は一旦帰宅して家族の様子を見たいと言いその願いは叶えられますが、高義の妻は「夫はオイラトの地で死んだ」と言い、高義を追い返してしまいます。