第41話 偽者の夫
<あらすじ>
唐泛が順天府の府尹に就任した初日、高義将軍の夫人が順天府に押しかけ、帰宅した夫は偽者だと訴える。
手がかりに困った唐泛は隋州にも捜査協力を要請。
高義に面会した隋州は、その身分に偽りがないと確信しつつも、元捕虜らしからぬ振る舞いにいささか違和感を覚える。
唐泛が順天府の府尹に就任した初日、高義将軍の夫人が順天府に押しかけ、帰宅した夫は偽者だと訴えます。手がかりに困った唐泛は汪植と隋州にも捜査協力を要請。
汪植からは高義の治療記録を手に入れます。しかし彼は敵陣で酷刑を受けたため傷口がなくなっており手がかりは不明に。
高義に面会した隋州は、その身分に偽りがないと確信しつつも、元捕虜らしからぬ振る舞いにいささか違和感を覚えます。そして高夫人から話を聞いた唐泛は、この謎の突破口を夫人から切り開こうと決意します。
回春堂で夫人の調剤録を調べると、20年前に出産していました。しかし彼女の家には養子の祥がいます。唐泛は、夫人が夫を戦地に送り出してすぐ他の男と知り合い、子を産んでしまい、罪悪感から夫を偽物だと言っていたことを見破ります。
一方、高義の過去の足取りを探るため、汪植も配下の賈逵をオイラトに派遣していました。賈逵は「黒将軍(高義)を追っていたから」という理由で何者かに後をつけられます。
高義は祝いの場で、成化帝に「宦官に惑わされるな」と進言します。
李子龍はまた都で協力者たちを集めて何かを企んでいます。
第42話 動き出した謀反
<あらすじ>
高義にオイラトでの30年間について尋ねた唐泛は、彼がオイラトの将軍として武功を立て、第2王子オシュ・テムルの師として従事しながらも、明とオイラトの戦を避けるため長年ひそかに力を尽くしてきたことを知る。
だが、オイラトでの権力闘争により明に送られた高義は、今や明でも重罪人として追われる身になっていた。
高義と共に行動すると決めた唐泛は、歓意楼で開かれる密談の場へ向かう。
高義にオイラトでの30年間について尋ねた唐泛は、彼がオイラトの将軍として武功を立て、第2王子オシュ・テムルの師として従事しながらも、明とオイラトの戦を避けるため長年ひそかに力を尽くしてきたことを知ります。しかし、オイラトでの権力闘争により、高義は明と闘うことを支持するテムルやアラス側になっていました。高義は今や明でも重罪人として追われる身になっていました。
高義と共に行動すると決めた唐泛は、歓意楼で開かれる密談の場へ向かいます。そこに現れたのは、なんと李子龍でした。李子龍は集まった異民族の使節たちに「明で蔽日神機と博浪で事件を起こすから吉報を待っていてくれ」と言い渡します。
唐泛は自分を身代わりにして高義に李子龍の思惑を吐かせます。それは「半月後、立春の大典で成化帝を暗殺する」という計画でした。
第43話 迫る魔の手
<あらすじ>
皇帝暗殺の計画を知らされた汪植は、急いで警護の準備に取りかかるが、その不安をよそに、隋州は唐泛の救出を最優先に考え、配下と共にその糸口を探していた。
一方、李子龍に監禁されている唐泛は、これまで自分をかばってくれていた人物が青歌だと確信する。
青歌は李子龍から唐泛の殺害を命じられるが、「唐泛を生かしてこそ博浪が得られる」と必死に説得する。
皇帝暗殺の計画を知らされた汪植は、急いで警護の準備に取りかかりますが、その不安をよそに、隋州は唐泛の救出を最優先に考え、配下と共にその糸口を探していました。汪植は残りの博浪をうまく隠し、李子龍たちを混乱させます。
汪植は成化帝を狙える弓の名手を3名集め、一時的に牢に入れることにします。
一方、李子龍に監禁されている唐泛は、これまで自分をかばってくれていた人物が青歌だと確信します。青歌は李子龍から唐泛の殺害を命じられますが、「唐泛を生かしてこそ博浪が得られる」と必死に説得します。
その頃、隋州と薛凌は、車輪が改造されている轍を発見します。李子龍のものではと追う2人。
第44話 規則と選択
<あらすじ>
汪植は皇帝暗殺に備え数々の対策を打っていたが、肝心の李子龍は捕縛できずにいた。
隋州もまた唐泛の行方が掴めず、手がかりを求めて金三娘を尋ねる。
だが、金三娘が不在とわかったその時、彼女から助けを求めるのろしが上がったとの知らせが入る。
汪植は皇帝暗殺に備え数々の対策を打っていましたが、肝心の李子龍は捕縛できずにいました。
隋州もまた唐泛の行方が掴めず、手がかりを求めて金三を尋ねます。しかし、金三が不在とわかったその時、彼女から助けを求めるのろしが上がったとの知らせが入ります。隋州は金三の仲間たちと共に捜索へ向かいます。裴淮の手で一命をとりとめた金三は「鉄市」とうわ言を言います。
一方、李子龍に囚われた唐泛は、皇帝と万民のどちらかを選ぶよう迫られます。「万民」と問いに答えた唐泛に、李子龍はなぜか博浪の完成品を手渡し「この品を持ち帰り早く決意するよう愚か者どもを説得しろ」と言い切りつけ、解放します。
鉄市の出入り口を封鎖し唐泛を探した隋州はやっと彼を見つけます。唐泛は汪植に西廠で保管している博浪が李子龍に奪われていないか確認するよう頼みます。その後をつける、李子龍の手下たち。
第45話 餌食
<あらすじ>
唐泛に促された汪植は、立春の大典を中止するよう皇帝に申し入れるが、あっけなく却下されてしまう。
それを聞いた唐泛は、いざという時に皇帝を宮殿から連れ出すことを提案し、汪植もこれを受け入れる。
迎えた大典の当日、宮中は嵐の前のような静寂に包まれる。
博浪はすべて李子龍の手下に奪われ、唐泛は慌てて青歌に会いに行きますが、そこにいた李子龍に「1人と万民のどちらを犠牲にするべきかよく考えろ」と嘲笑われます。
唐泛に促された汪植は、立春の大典を中止するよう成化帝に申し入れますが、あっけなく却下されてしまいます。それを聞いた唐泛は、いざという時に皇帝を宮殿から連れ出すことを提案し、汪植もこれを受け入れます。
迎えた大典の当日、宮中は嵐の前のような静寂に包まれます。ところが昼間の宴会が無事に終わったその時、空一面に数々の花火と天灯が舞い上がります。予定にない天灯には博浪が結び付けられているようです。異変を感じた唐泛と隋州は、皇帝と民を守るため、汪植と共に次の計画を実行に移します。
汪植は成化帝を薬で眠らせると、歓意楼に連れ出します。唐泛は弓の名手たちを集め、天灯を射って回収するよう頼みます。隋州は天灯が打ち上げられている場所へ行き、オシュ・テムルたちと戦闘になります。
第46話 空からの危機
<あらすじ>
汪植が皇帝を城から連れ出し歓意楼へと避難させている頃、宮中では唐泛の指示の下、ウユンたちが博浪の除去に成功していた。
だが、そこへ兵を率いた万安が現れる。
一方、花火の打ち上げ地でオシュ・テムルたちを退けた隋州の前にも万通が立ちふさがる。
汪植が皇帝を城から連れ出し歓意楼へと避難させている頃、宮中では唐泛の指示の下、ウユンたちが博浪の除去に成功していました。だが、そこへ兵を率いた万安が現れ、「大典に異民族を連れ込むのは何事か、ひっ捕らえよ」と兵に命じます。
一方、花火の打ち上げ地でオシュ・テムルたちを退けた隋州の前にも万通が立ちふさがりますが、隋州は錦衣衛の証を投げ捨て歓意楼に向かいます。
皇帝が避難した歓意楼もたちまち李子龍たちに包囲され、汪植は単身駆けつけた隋州に皇帝を委ね、時間稼ぎの囮として外へ向かうことに。隋州は懇意にしている僧がいる法源寺に向かいます。
汪植が敵に斬り伏せられるのを目の当たりにした唐泛はその場にくずおれます。しかし彼はすぐさま汪植の手下の子どもたちにぼろに着替えさせられます。
尚明は汪植の遺体を調べようとする丁容を止め、東廠の指揮下に入るよう命じます。李子龍と手を結んだ尚明と万安が朝廷を牛耳ることになると唐泛は嘆き悲しみます。しかし汪植は生きており、死んだのは楊福でした。
第47話 渦巻く陰謀
<あらすじ>
唐泛と汪植は、謀反を企てる李子龍とは別に、重臣の万安や万通、尚明が政変を起こして朝政を牛耳ろうとしていることに気づく。
だが、暗殺未遂で手配されている唐泛は身軽に動けず、単独行動を控えて情報収集を急ぐことに。
苦労の末、互いの消息をつかんだ隋州と唐泛、汪植の3人は、着々と反撃の準備を進めていく。
唐泛と汪植は、謀反を企てる李子龍とは別に、重臣の万安や万通、尚明が政変を起こして朝政を牛耳ろうとしていることに気づきます。しかし、暗殺未遂で手配されている唐泛は身軽に動けず、単独行動を控えて情報収集を急ぐことに。
苦労の末、互いの消息をつかんだ隋州と唐泛、汪植の3人は、着々と反撃の準備を進めていきます。そして、ついに準備が整い各自が動き始める直前、唐泛は、冬児が全ての計画を李子龍の養女・青歌に漏らしてしまったことを知ります。
丁容は尚明に時期西廠の督公の座を譲ると言われ、汪植を捕らえます。また、万通の部屋を調べていた隋州も錦衣衛に捕まります。万貴妃は成化帝を迎えに行こうと城を出ようとしますが、万安に行く手を阻まれます。
第48話 成化十四年
<あらすじ>
計画が漏れたことを知った唐泛は、囚われた隋州の元へと向かう。
唐泛から伝言を預かった冬児は、皇帝のいる法源寺へと走り、汪植もまた皇帝の元へ向かうため、賈逵らの力を借りて動き出す。
その頃、李子龍たちは寺の門前で攻め込む機会を狙っていた。
計画が漏れたことを知った唐泛は、囚われた隋州の元へと向かいます。唐泛から伝言を預かった冬児は、皇帝のいる法源寺へと走り、汪植もまた皇帝の元へ向かうため、賈逵らの力を借りて動き出します。
隋州は武安侯のもとへ行き、援軍を頼みます。
万安に行く手を阻まれた万貴妃の前に周太后が進み出、前皇帝の剣を掲げて城を開門するよう言い渡します。
その頃、李子龍たちは寺の門前で攻め込む機会を狙っていました。しかし、物乞いの子供たちが口にする詩を聞いた青歌が彼らのあとを追うと、そこに待っていたのは唐泛でした。無念の死を遂げた父の仇を取るという青歌に、唐泛は詩に込められた真の意味を告げます。青歌の父は文武に秀でた人でしたが清廉潔白すぎて万安に嫌われ左遷され若くして死去しました。青歌は唐泛を父と同じように死なせたくないと必死にかばっていたのでした。
青歌は成化帝をかばってともに皇城へ向かいます。皇城を出た瞬間、李子龍たちの軍と万貴妃たちの軍が一騎打ちになります。
そこにさらに高義が現れ、オシュ・テムルと一騎打ちに。李子龍はウユンブラガの放った弓で死にました。
後日、高義はオシュ・テムルとともにオイラトへ帰還。汪植は成化帝に重臣3名の処罰方法を提案します。万安は流刑に、尚明は下働きに、万通は万貴妃に委ねる(馬飼いに降格)ことに。成化帝は今回の事件の手柄として戦功を立てたがっていた汪植を辺境に遣わします。汪植は唐泛と隋州に別れを告げます。
唐泛たちは家でやっとゆっくり食事をとれる…と思いきや、裴淮が近くの村で黒死病に似た症状の病人がいるが殺人かもしれないと言い出し、唐泛たちは新たな謎を追い始めます。
まとめ
あああああ〜!!!長かった!!!😂😂😂けど、めっちゃ伏線回収されてて面白かったあああ!!✨✨✨
序盤の何でもなさそうな事件が最終回にまで関わってて、脚本家頭良すぎんか!?て白目剥きそうでした!ジャッキー・チェン監修なだけあってアクションシーンが派手だし、策略の闘わせ合いがヒリヒリしてサイコーでした!これは48話観る甲斐がある!
それにしても、まさか児童誘拐事件で黒幕だっただけの李子龍が菅銀に手をつけてて更には国家転覆なんて大それたことを考えてるとは夢にも思わなかったですね…雲和の事件あたりから話が大規模になってきてかなりワクワクしました!ブロマンスシーンはほぼないけれど、自然と、隋州(どちらかというと攻めかな?)→(BIG LOVE)→唐泛(どちらかというと受け?)な感じがとても好ハオです😍❤️
まさか最後の最後にあの優秀な冬児が優秀すぎるがゆえに墓穴を掘ってしまうとは思いもよらず、「嘘でしょ!?ここからどう挽回するの!?皇帝死ぬしかないんじゃない!?😨」と不吉な予感で頭がいっぱいでしたね。しかしそこからの大逆転!いやもう素晴らしかった!
万貴妃と周太后が成化帝を助けるために一致団結するのも胸熱でしたし…✨
ずーっと嫌だな〜と思っていた、万安、万通、尚明がちゃんと罰を受ける形になったのもスカッとしました✨
まさに大団円!!最高のエンドでした!!✨
ブロマンスシーンに期待して観始めたので、そこはちょっと残念でしたね…💦
確かに、隋州が何を差し置いても唐泛を一番に案じるところは愛といえば愛を感じるのですが、腐女子的には、もう少し触れ合いがあっても良いのよ…肉体美を曝け出すシーンももっとあっていいのよ…と思ったり😂
でも、ストーリーがとても骨太で見応えがあったので、そんな小さな不満はすぐ消えました!美しい男性たちが力を合わせて巨悪を破るのは本当に見ていて気持ちがいい…✨爽快な時代劇でした!
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