中国人気ブロマンスドラマ「陳情令」のネタバレ感想|強い絆で結ばれた2人の激動の運命を描くファンタジー時代劇

ドラマ

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中国で動画再生回数64億回を超え、2019年のWEBドラマ再生回数No. 1を記録した「陳情令」

本記事では「陳情令」の登場人物やあらすじ、ネタバレ感想を早速見ていきましょう!

登場人物とあらすじ

引用:中国ドラマ「陳情令」|ドラマ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題

堅物で生真面目なイケメン仙師×無実の罪を着せられ死んだが、なぜか生き返った破天荒な天才仙師 のお話。

<あらすじ>
五大世家(藍氏、江氏、聶氏、温氏、金氏)が世の秩序を治める中、快活で何ものにも縛られない自由奔放な魏無羨〈ウェイ・ウーシエン〉が無口で戒律を重んじ己にも厳しい藍忘機〈ラン・ワンジー〉に出会う。
そんな対照的な二人は、偶然にも藍氏の禁地へ足を踏み入れ、藍氏が代々守ってきた秘密を知る。
正義のため力を尽くすことを誓った二人は、共に事件を解決していくうちに、徐々に絆を強めていくが、魏無羨は罪を被せられ、断崖から身を投げそのまま消息を断ってしまうのだった…その16年後、呪術によって再び蘇る魏無羨は藍忘機と再会し、二人は新たな事件の真相にたどりつくと、それが16年前の忌まわしい過去につながることに気づく…。

 

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予告編・予告動画

 

相関図

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こんな人におすすめ

  • アニメ「魔道祖師」にハマった❤️
  • 中華BLに興味がある🇨🇳
  • ファンタジーBLが好き🧚‍♂️

 

 ネタバレ感想

#1「目覚め」

<あらすじ>
仙師たちが戦いを繰り広げる中、断崖絶壁から身を投げようとする1人の男がいたー彼の名は魏無羨。
手を伸ばし救おうとする藍忘機、怒りの剣を降り下ろす江澄。
2人の目前で魏無羨は奈落の底へと落ちていった…。

血塗れの手を伸ばし彼を救おうとする藍忘機。「死ぬがいい」と叫び怒りの剣を降り下ろす江澄。2人の目前で魏無羨は奈落の底へと落ちていきました。

死後16年、魏無羨は莫家荘の一室で莫玄羽として目覚めます。蘭陵金氏宗主の隠し子だった莫玄羽が、自分の命と引き換えに魏無羨に敵討ちを念じて舎身呪(自分につけた傷の数=敵の数。敵全てを殺さなければ召喚された者は死ぬことができない)をかけたのです。

ちょうどその時、莫家荘では化け物騒動が起きており、呼ばれた姑蘇藍氏の仙師たちは「西院に近づかず、部屋から出ないように」と莫一家に忠告します。しかし魏無羨に嫌がらせをしようと西院に行った莫子淵は、黒い紋様が浮かぶなり死んでしまいます。黒い紋様は陰虎符によるものですが、陰虎符は16年前の不夜天の戦いで破壊され尽くしたはずです。

仙師たちは藍忘機に救援信号を送ります。莫夫人の左手が暴走し仙師たちを襲い始めたため、魏無羨は死体になった莫子淵と莫家当主を操り、莫夫人と戦わせます。藍忘機が到着するなり莫家荘から逃げ出した魏無羨でしたが、藍忘機は剣霊に陰虎符の痕跡があると見抜き、魏無羨がどこかにいるのではと探します。

魏無羨の腕に残された傷はあと一つ。魏無羨は一体誰を殺せばいいのかと悩みます。

たこわさ
たこわさ

アニメ「魔道祖師」第1話とほぼ同じですが、藍忘機が現れた瞬間に「あいつまだ白装束なのかよ」って嬉しそうに呟く魏無羨にオタクは爆散してしまいました💥
自分めちゃ藍忘機のこと好きやん…🥺❤️
宿の主人が何者かから魏無羨の話をした対価に金子を貰ってたのと、莫玄羽の残り1人の仇敵を匂わせる描写は「魔道祖師」にはなかったです。莫玄羽は莫一族以外にいったい誰を呪っていたんでしょう?

自分を一族の一員だと認めてくれない蘭陵金氏宗主(金光善)かな…?🤔

 

#2「再びの大梵山」

<あらすじ>
莫家荘を出た魏無羨は、大梵山の周辺で人々の魂が奪われる事件が起きていることを知り山へと向かう。
大梵山には、宗主となった江澄率いる雲夢江氏、師姉 江厭離の忘れ形見の金凌の率いる蘭陵金氏、そして藍忘機率いる姑蘇藍氏も集まっていた。
魏無羨は墓守の老人の言葉から祠へと向かうが、そこにあったのは藍忘機と封印したはずの天女像だった。

魏無羨は、道教の神地である大梵山周辺で食魂殺が現れ、人々の魂を吸う事件が起きていると知ります。
大梵山には金凌が仕掛けた400枚もの縛仙網に捕らえられた人々の姿が。傲慢な金凌を懲らしめようと、「母親はどんな教育をしてたんだ?父親じゃなく外叔父に懲らしめてもらうって?」と馬鹿にする魏無羨。蘭陵金氏の仙師たちは金凌の傍若無人っぷりに呆れており、「魏無羨に殺された江厭離の忘れ形見だから、雲夢江氏にも溺愛されて仕方なかろう」と噂します。それを聞き、自分の失言に呆然とする魏無羨。江澄はこの16年間、鬼道を使う者を決して許さず、徹底的に厳罰に処してきたようです。

墓守の老人は、「舞天女が祀られている山頂にある祠にある1体の石像がまるで生きているように動くので奇妙だ」と姑蘇藍氏の仙師たちに話します。魏無羨は老人が守る温氏の墓のまわりに聚霊草が生えていることに気づきます。

舞天女の祠に金凌が現れ、「ご利益があるのなら私が願ってみよう。”大梵山で魂を食ってる奴を私の前に連れてこい”」と言います。その瞬間、石像が動き出したため魏無羨は札でその動きを食い止めつつ仙師たちを祠から逃します。「なぜ魂を奪ったのは天女だと分かったのか」と仙師たちに尋ねられ、「食魂殺はまだ散っていない死者の霊識を吸収するため、墓に霊識が集まっているのに生きた人間を殺すのはおかしいと思ったからだ」と魏無羨は説明します。

しかし、天女はかつて魏無羨と藍忘機が封じたはずなのに、なぜ動くのかと魏無羨は不思議でなりません。天女に襲われそうになった金凌を、間一髪のところで死んだはずの鬼将軍 温寧が助けます。温寧は死んだはずなのになぜここにいる?手の込んだこんな幻影を作ったのは誰だ?誰が俺に温寧を召喚させようとしているんだ?と混乱する魏無羨。

魏無羨は笛を吹いて温寧と仙師たちを戦わせますが、藍忘機はその手を止めさせます。そこになぜ救援信号を送らないのだと激怒する江澄が現れ、仙師たちは「温寧が現れた」「莫玄羽が呼んだ」と報告します。
江澄は「答えよ!お前は誰だ!」と魏無羨に叫びます。魏無羨は「蓮花塢に戻りたい」と16年前のことを思い出しながら、地面に倒れ込みます。16年前、魏無羨は江澄に小言を言われながらも江厭離に甘え、幸せそうに過ごしています。

たこわさ
たこわさ

「魔道祖師」では聚霊草は出てこなかったような?🤔

魏無羨が無理やり連行しようとする江澄にしなをつくって「藍忘機みたいなイケメンとがいいな〜❤️」って言うシーンもなかったですねw 結構内容が違うんだなあと面白く観ています。

「魔道祖師」と「陳情令」、どちらの方が原作に近いんでしょう?

 

#3「運命の邂逅(かいこう)」

<あらすじ>
時は16年前に遡る。
藍氏の座学に参加するため魏無羨、江澄たちは彩衣鎮の宿に泊まろうとするが、江厭離の許婚 金子軒の一行が宿を借り切ったため、そのまま雲深不知処へ向かうことに。
宿に招状を忘れ、取りに戻った魏無羨だったが、日は暮れ閉まっていた山門から無断で潜入したため藍忘機に気づかれてしまう。

時は16年前に遡ります。
藍氏の座学に参加するため魏無羨、江澄、江厭離は雲深不知処へ向かいます。しかし、姑蘇藍氏からの招状を忘れてしまい、入ることができません。招状を見つけて戻ってきた魏無羨は結界を解いた上、酒を片手に意気揚々と山門から入ろうとして藍忘機に怒られます。

その頃、藍氏宗主の藍曦臣と叔父の藍啓仁は、失踪していた門弟の骸にたくさんの亀裂のようなものが入っていることに驚いていました。最近姑蘇周辺の各世家からも弟子が頻繁に行方不明になると報告を受け、それを調査していたところこの骸が見つかったのです。「山門で見かけた時は死んでなかったのに」と言う魏無羨の言葉に顔を見合わせる藍曦臣と藍啓仁。藍曦臣は「傀儡だ」と言い当てます。

温若寒は薛洋に、「残り3つの陰鉄の欠片を探し出し、他の世家を支配すれば退屈することもなかろう」と憎々しげに言い放ちます。

たこわさ
たこわさ

新キャラ、薛洋が登場!

擽陽常氏という仙家も「魔道祖師」では出てきませんでしたね。

魏無羨の「山門で見た時は死んでなかったのに」という発言が気になります。藍氏門弟はいつ死んだのか?なぜ死んだのか?謎が山積してますね…⛰

 

 #4「異端の仙師」

<あらすじ>
姑蘇藍氏での座学が始まり、居眠りや落書きをしてばかりで講義に身の入らない魏無羨だったが、そこへ温氏の次男 温晁が配下を引きつれて座学へやってくる。
温氏の宗主であり仙督の温若寒が陰鉄の欠片を見つけるよう温情に命じていたのだった。
温情は雲深不知処の裏山に結界が張られていることに気づく。

藍啓仁による座学が始まり、各家が拝礼します。聶懐桑は副使である孟瑶に紫砂の丹鼎を出させます。孟瑶は金光善の隠し子で、金鱗台から追い出されたため聶氏の門下に入ったのだと仙師たちは陰口を叩きます。

雲深不知処の山門にやってきた、温晁・温寧・温情と門弟たち。温情は喧嘩っ早い温晁をなだめ、「私と弟の温寧は座学に参りました」と贈り物を差し出します。藍曦臣と藍啓仁は「傍系の姉弟とはいえ、温氏が座学に弟子を送り込むなんて何か別の狙いがあるのでは」「温氏は火術を使う…もしや傀儡と関係があるのでは」と訝しんでいました。温氏は仙督となって以来、その傍若無人さは増長する一方です。

一方、温情は裏山で陰鉄の欠片を銀針を投げては密かに探していましたが、結界が張られていることに気づきます。魏無羨は彼女の行動を訝しみ、「この裏山には本当に何か秘密が?」と裏山をうろつきます。

翌日、座学の時間に居眠りをしたり落書きをして遊んだり、こっそりお菓子を食べたりとやりたい放題の魏無羨。怒った藍啓仁は「両親や妻子のいる首斬り人が非業の死を遂げた。斬首した数は100余人。骸が7日もさらされ、怨念が悪霊となり凶行に及んだ。どうする?」と魏無羨に問題を出します。魏無羨は「生前首を斬った100余人の墓を掘り起こして怨念を刺激し、その悪霊と戦わせればいい」と答え、藍啓仁は「人の道に悖る」と激怒します。

たこわさ
たこわさ

温氏が座学に殴り込んでくるシーンは「魔道祖師」にはなかったですね。そもそも陰鉄という存在自体、「陳情令」で初めて聞いたしな…🤔💭

温氏の傍若無人さと温情の常識人ぶりが分かる回でした。

 

 #5「湖の怪」

<あらすじ>
座学で叱責され藍忘機の監視の下、蔵書閣で3日の筆写の罰を受けた魏無羨。
花をつけた藍忘機の姿絵と春画を見せ藍忘機を激怒させてしまう。
そんな中、彩雲鎮では水の怪が出現し、碧霊湖で舟に乗った人々を次々と落水させているという事件が起きていた。

藍啓仁に罰として書写を言いつけられた魏無羨ですが、お目付け役として控えていた藍忘機に、花をつけた彼の姿絵と春画を見せて激怒させます。

藍曦臣に彩雲鎮で水の怪が出現し、碧霊湖で舟に乗った人々を次々と落水させている事件が起きているから解決して欲しいと民から要望が来ていると伝える門弟。2ヶ月前、外地の客商の船が沈んだことを皮切りに、地元の漁船まで沈み、乗船していた者たちは1人もあがってこない上に骸もないと宿の主人は話します。
現場へ向かう一行。江澄は水の怪から左脚を斬られてしまいます。魏無羨は「水の怪が集まり水行淵を起こしてる!全員飲み込む気だ」と全員に御剣するように指示します。負傷した江澄は温寧と温情に助けられ、翌日、彼女へのお礼にと櫛を物色します。

たこわさ
たこわさ

最後、魏無羨からびわを投げつけられても「要らぬ」と無表情で投げ返していた藍忘機が天子笑を何本か買ってたシーンにニヤニヤしちゃいました。

ツンデレだなあ〜🍶❤️

 

#6「志の継承」

<あらすじ>
水行淵を退治し雲深不知処に戻った魏無羨は江澄たちと酒盛りをするが、その現場を藍忘機に目撃されてしまう。
魏無羨は藍忘機を術にかけて酒を飲ませるが、すぐに酔い潰れた藍忘機は魏無羨の部屋で寝てしまう。
翌朝、藍啓仁は大いに怒って魏無羨や藍忘機に重い罰を与えるのだった。

清談会から戻ってきた藍啓仁は清河でも同様の事件が起き、被害者の首には赤い痕が浮かんでいたことを藍曦臣に話します。藍曦臣は温氏には動きはないこと、碧霊湖で水の怪に異変があったこと、魏無羨の推測では摂霊と関係があるかもしれないことを報告します。魏無羨は魏長沢と蔵色散人の息子。母親と同じく悪知恵が働くようだと藍啓仁は渋い顔をします。

水行淵を退治し雲深不知処に戻った魏無羨は、江澄・聶懐桑と天子笑で酒盛りし大騒ぎします。酒盛りの罰として戒尺300回叩きの刑に処された魏無羨に、藍曦臣は「裏山の冷泉で傷口を癒やしては」と勧めます。

温情は温若寒に碧霊湖での異変を「白瞳現る」と伝令します。彼は陰鉄が水底にあると理解し、ほくそ笑みます。

裏山の冷泉に到着した魏無羨はそこで藍忘機に遭遇。二人は突然冷泉の底の洞窟へと引きずり込まれます。「仙山を殺し 陰鉄を葬れ」という男たちの声が洞窟中に響き渡り、姑蘇藍氏唯一の女家主であり弦殺術を編み出した藍翼が現れます。
魏無羨が「陰鉄とは何か?」と藍翼に尋ねると、「数百年前、陰鉄はまだ欠片ではなかった。かつて夷陵の乱葬崗は一面の仙山で、当時最高の国師 薛重亥の拠点だった。今となってはなぜ当時、薛重亥が陰鉄に怨念を吸わせ人々を犠牲にしたのかは分からない。陰鉄は本来天地の気を吸う至宝だが、薛重亥により人間の霊識や修師の霊元まで吸収した。結果、陰鉄は怨念に満ち、浄化できなくなった」と藍翼は語ります。五大世家は陰鉄を鎮め、いくつかの欠片とし、霊脈の豊かな地に隠し、後世に伝えぬよう決めたのでした。藍翼は陰鉄を霊識で封印する代わりに寒潭洞に留まったのです。

たこわさ
たこわさ

ふ、複雑!!内容が複雑!!

でも陰鉄は何なのか?藍忘機が愛用している琴はどこで手に入れたものなのか?が明らかになりましたね。

しかし温若寒も陰鉄の場所を特定してしまった(?)🤔💭ようなので、今後が不安です。

白瞳とは何なのかも気になります。

 

#7「天灯に託す願い」

<あらすじ>
寒潭洞で藍氏家主 藍翼に出会った魏無羨と藍忘機。
藍翼は2人に陰鉄の災いを食い止めるよう託して霊識は消滅する。
寒潭洞から戻った魏無羨だったが、天灯を揚げる際、江厭離に対する金子軒の態度に激怒、取っ組み合いのケンカとなる。

藍翼はこの10年は他の陰鉄の欠片が世に出たことで動きが見られるようになり、さらに陰鉄が水中に浸透したため自分の霊識も弱まってしまったと言います。魏無羨は「摂霊された門弟は薛重亥の方法で傀儡になったに違いない。人体実験されたんだ」と藍忘機に言います。魏無羨が、陰鉄によって災いを引き起こさない方法を尋ねると、藍翼は「唯一の方法は欠片を集め、寒潭で清めること」と告げます。
洞窟から転がり出る魏無羨と藍忘機。実は一晩も寒潭洞にいたようで、山では二人の大捜索が行われていました。二人は持ち帰った陰鉄を藍曦臣と藍啓仁に預けます。さらに水淵霊の問題を調べさせたところ、結界が弱まっていたため陰鉄の怨念が漏れ出したのが原因だったようです。「今できることは、陰鉄を再度封印して寒潭洞へと戻し、結界を強めて誰も近づけぬことだ」と話す一同。

夜に天灯を揚げるため、灯籠作りに精を出す仙師たち。空に昇っていく天灯を見つめながら、仙師たちはそれぞれの願いを口にします。魏無羨は「一生悪をくじき弱きを救えるように」と。藍忘機は魏無羨の願いを聞いていました。

蘭氏の宗主、金氏の宗主(金光善)、江氏の宗主(江楓眠)が集まり協議する中、江宗主は娘と金子軒の婚約解消を申し出ます。今回の婚姻は虞紫鳶が決めたものであるため、双方気が進まぬなら強制したくないという思いからでした。

藍曦臣と藍啓仁は会談を終えると、江楓眠にのみ、陰鉄による摂霊問題について打ち明けます。江楓眠は、最近櫟陽で仙門が次々と襲われているという噂を聞いたと話します。暴れているのは温氏の薛という若い客卿だとか。温氏の野心に危機感を強める3人。

江氏一行も雲夢への帰途につこうとしますが、魏無羨は藍忘機が陰鉄を探しに行くのではないかと訝しみます。

たこわさ
たこわさ

魏無羨の底なしの自信が羨ましい…!

藍忘機は陰鉄をどうするつもりなんでしょう?気になります。

 

#8「不吉な影」

<あらすじ>
江澄たちに何も告げず、藍忘機を追った魏無羨。
藍忘機と共に残りの陰鉄を探しに行くが、常に不気味な梟にあとをつけられていた。
潭州に入った2人は聶懐桑と遭遇、蒔花女の屋敷に陰鉄があると突き止めるが、すでに温晁から陰鉄を奪われたあとだった。

温晁は「陰鉄を仙督に渡さねば藍氏は滅びるだろう」と藍曦臣を脅します。

蓮花塢に戻る江澄たちに「夜狩に行く」と告げ、魏無羨は藍忘機と共に残りの陰鉄を探しに行きます。しかし、二人は温氏の梟にあとをつけられていました。
潭州に入ると、隠居していた蒔花女が雅居で詩会を開くということで人々は沸き立っていました。藍忘機たちは蒔花女の屋敷に陰鉄があると突き止めますが、屋敷はまるで災害に遭った後のように真っ黒に煤けており、地面には梟の羽だけが落ちていました。数刻前、蒔花苑に来た温晁は梟に導かれて一足先に陰鉄を奪っていたのです。

温情は温晁に仙督からの命「数日、擽陽より報告がないため早急に薛洋に手を貸せ」を伝えますが、功績を上げたい温晁はそれを無視。逆に温情の一族が住む大梵山の舞天女を縛る印を消し、何か大事件でも起きてしまうかもしれないなと笑います。魏無羨を追っていた江澄は温情に「大梵山で魏無羨たちの身に危険が迫っている」と知らされます。

舞天女が動き出し、藍忘機たちに襲いかかります。魏無羨はどうにか舞天女の動きを封じましたが、村では人々が何かに操られているように祠へと雪崩れ込みます。

たこわさ
たこわさ

ギエーッ!!大量の傀儡に囲まれた上、舞天女という魂を吸う謎の怪(?)のいる祠に閉じ込められてしまった…!!

大ピンチだ…藍忘機たちはどうにかこの事態を切り抜けられるのでしょうか…😨

 

#9「惑わしの霧」

<あらすじ>
大梵山にある舞天女の祠に閉じ込められた魏無羨と藍忘機たち。
襲い掛かる村人たちを操っていたのは温晁だった。
江澄と温情も合流し、魏無羨と藍忘機は幻音の霧の中、温晁の梟を始末し、村人たちも正気に戻る。

現れた温情は「村人たちを解放するのは簡単よ。温晁が陰鉄の封印された梟を使っているだけだから、梟を殺せばいい」と言います。魏無羨と藍忘機は梟を締め殺すと、村人たちは正気に戻りました。

温情は、この大梵山は医術を専門とする温氏の傍系一族が代々埋葬されている場所なのだと話します。幼少期に一族で祠に行った時、舞天女が一族を襲ったため、今や残っている傍系温氏は彼女たち姉弟だけだという彼女の話を聞いて、藍忘機は「20年前、温若寒が陰鉄を取り出したせいで、霊力が取り込めなくなった人形が温情の一族の命を奪ったのだろう。温若寒が残りの陰鉄を奪えばさらなる犠牲を出すぞ」「4つの陰鉄のうち3つが世に現れた。最後の一つは?」と尋ねます。温情は「温若寒には育てられた恩がある。手は貸せない」と逃げ去ります。

温情と別れた魏無羨たちは櫟陽へと向かいます。休憩ついでに居酒屋の店員に「奇怪な出来事があれば教えてくれ」と尋ねる魏無羨。店員は「常氏の屋敷には、普段は十数人が住んでいるのですが、最近突然全員姿を消したんです。でも夜になると強く扉を叩く音が聞こえます。中は確かめましたが誰もおらず、夜になると物音が…」と言うなり、慌てて去って行きます。常氏の邸宅に向かうと、そこには常氏の家の者たちの惨殺死体がありました。死体を確かめると、傀儡となった痕が残っています

たこわさ
たこわさ

名前のとおり、情深い温情に惚れてしまいます…。なんてカッコいい女性なんだ😭❤️ 江澄が好意を寄せる気持ちが分かります😭❤️

常氏一族は温氏に陰鉄を使って傀儡にされた?ようですが、ということは温氏はもう4つ(①舞天女の像 ②蒔花女の屋敷 ③常氏の屋敷 ④寒潭洞)のうちの3つを自分のものにしているということでしょうか…?🤔

 

#10「清河の雄」

<あらすじ>
櫟陽の仙門、常氏の屋敷を訪れた魏無羨、藍忘機、江澄だったが、なんと常氏一族は薛洋の手で惨殺されていた。
そこに薛洋を追う暁星塵と暁星塵の友 宋嵐も加わり薛洋を捕らえる。
だが薛洋は陰鉄を持っていなかった。

暁星塵と、彼の友・宋嵐は薛洋を捕らえると、最近仙家が続けて滅ぼされたのは薛洋の仕業だと魏無羨たちに話します。しかし、どれだけ探しても陰鉄は出て来ず、一同は「ここに陰鉄はない」と結論づけます。
そこに聶懐桑と孟瑶が登場。孟瑶は藍宗主への密書が届いたため清河に来てほしい旨を伝えます。薛洋の処断は聶宗主に任せるため、不浄世まで連れて行くことに。

不浄世では岐山温氏の使者が訪れてから、警備の強化を行っていました。温氏の使者は「大仙門の世家から家主の血縁の弟子を選び岐山へ訓学に来るように、背けば温氏より迎えを遣わす」と言っていたそう。

薛洋の罪状を聞いた、聶懐桑の兄であり聶氏宗主である聶明玦は、陰鉄が見つからなければ八つ裂きの罰を与えてやると抜刀。しかし、孟瑶は「薛洋を殺す前に陰鉄の在りかを聞き出しては?」と説得します。薛洋は聶宗主の命令で地下牢に入れられることに。

どうやら4つの陰鉄は全て世に現れたようです。温氏は既に2つの陰鉄を持っています。聶明玦は藍忘機に「藍曦臣は禁書に陰鉄の記載を見つけたそうだ。今は直ちに陰鉄を姑蘇に持ち帰り、災いを除く策を講じてくれ」と頼みます。藍忘機は一人で雲深不知処へ戻ります。

翌朝、魏無羨が起きると不浄世に温晁が乗り込んできていました。
温晁は「仙督は隕鉄と常氏の件を聞き、大層御立腹だ。隕鉄と薛洋を引き渡せば出過ぎた真似は追及すまい」と聶明玦を馬鹿にし、他人の金丹を溶かす能力を持った温逐流と聶明玦を戦わせます。
その時、「薛洋が逃げた」と叫ぶ声が聞こえ、聶明玦が声の方に走ると、そこでは死んだ総領と慌てる孟瑶がいました。孟瑶は身を挺して聶明玦を守り、体を一突きにされます。さらに聶明玦は金丹を溶かされ、瀕死になります。
駆けつけた魏無羨が聶明玦を支えると、温晁は「兄の温旭が姑蘇へ行ったぞ。藍忘機が無事に姑蘇に帰れても目にするのは一面の廃虚となった雲深不知処だ!3つの陰鉄は温氏のものだ!」と叫びます。

孟瑶は「総領が薛洋を逃すのをこの目で見たのです」と釈明しますが、聶明玦は「私の命を救った。殺しはせぬ。立ち去れ。二度と戻ってくるな」とだけ言います。孟瑶は城を後にします。

たこわさ
たこわさ

孟瑶があまりにも哀れすぎる…。

自分が誰から生まれるかなんて子供には選べないのに、それで差別されるなんて辛すぎます。孟瑶本人はとても清廉潔白で優秀な武人なのに…。

そして、いよいよ温氏が他仙家に堂々と喧嘩を仕掛けてきましたね。しかし、温氏と薛洋の関係性が謎です。どういう繋がりなんだ…?🤔💭

#11「手負いの雲紋」

<あらすじ>
清河聶氏をあとにした魏無羨と江澄は蓮花塢へと戻ってくるが、すでに雲夢には岐山温氏から訓学へ子弟をよこすようお達しが届いていた。
訓学に向かうことになった魏無羨と江澄をねぎらう江宗主だったが、妻の虞紫鳶は夫と魏無羨に対して不満をぶつける。
一方の姑蘇では温若寒の長男 温旭が兵を率いて雲深不知処を襲撃していた。

蓮花塢へと戻った魏無羨と江澄。江楓眠は「雲夢にも岐山温氏から訓学へ子弟をよこすよう特使が来た。7日以内に血縁の子弟を岐山に送り教えを受けさせろということだ。準備をしておけ」と江澄に命じます。虞紫鳶は「阿澄は強制でこの下僕(魏無羨)は自由なんていい御身分ね!他人の息子には優しくて、江宗主はなんて善人なのかしら!」と激怒します。

一方、雲深不知処では、温若寒の長男・温旭による大乱闘が起こっていました。
温旭の放った火毒のせいで体調を崩した藍啓仁は、「宗主が生き残れば姑蘇藍氏は滅びぬ。内弟子は全員外弟子を連れて寒潭洞へ逃げろ」と藍曦臣に藍氏の未来を託します。しかし寒潭洞を温氏に包囲されてしまい、合流した藍忘機は「弟子を解放し、雲深不知処から退け。私も岐山に行く」と告げますが、温氏の門弟は藍忘機が手練れであることを知っているのでその場で部下に彼の片脚を折らせます。

岐山では既に3つの陰鉄が温若寒のもとに集まっており、粗相をした門弟を傀儡に殺させていました。温若寒は「次があれば温寧を襲わせるぞ」と温情を脅しながら、陰鉄の精錬のために鍼を施させます。

岐山の強化司には、各宗家から子息が集められていました。温晁は「ここに来たからは掟を遵守してもらう。一つ、仙督に害を及ぼす恐れがあるため勝手に武器を持ち込んではならぬ。これから剣を没収する」と告げます。

たこわさ
たこわさ

温情が温若寒に重用されてるのは、陰鉄の精錬のために鍼治療をさせてるからだったんですね。

それにしても温晁をはじめとして、温氏門弟全員(温情と温寧除く)憎たらしい〜!!!

次回以降胸糞展開が続きそうで心がダークサイドに堕ちていますw

 

#12「粛清の始まり」

<あらすじ>
岐山温氏の訓学に参加した各世家の面々だったが、監督する温晁から剣を没収されてしまう。
温氏の家訓を暗唱するという屈辱的な課題を強いられる中、魏無羨だけは負けじと何かにつけて対抗するが、温晁を激怒させ猛獣のいる牢に投獄されてしまう。
そんな魏無羨を案じた温寧はこっそり温情の薬を与えるのだった。

温晁は「陰鉄は既に3つ手に入れた。残りの1つはお前が持っているんじゃないか?」と魏無羨にふっかけると、彼を地下牢に投獄します。魏無羨が地下牢に入ると、そこには巨大な猛獣が。魏無羨は猛獣と戦っていましたが、突然猛獣に温情の蟾酥針が刺さり、温寧が補気丹(体力を補ってくれる薬)と凝血草を持って助けに来てくれます。

翌日、温晁は雲深不知処が岐山の管理下に入ったこと、清河聶氏は仙督が鎮圧を命じたことを発表します。雲夢江氏を近々滅ぼすと脅す彼の言葉に、江澄と魏無羨は怒りに震えます。

そんな折、慕渓山で邪祟が出没し鎮圧に向かった者が全滅したとの報告を受けた温晁は、丸腰の魏無羨や藍忘機ら門派の子弟を「合同の夜狩」と称して連行し慕渓山へと向かいます。

たこわさ
たこわさ

温晁&王霊嬌の嫌なヤツコンビキターーーー💢💢💢

あと温寧が優しすぎて涙出そうです。温氏の家訓を体現してるのは温情と温寧だけだ…どうしてこんなことになってしまったのか…🤦‍♀️

そして残り1つの陰鉄はどこにあるんでしょう?🤔💭

 

#13「二人だけの夜」

<あらすじ>
温晁に連行され慕渓山の洞窟へと向かう魏無羨たち。
藍忘機の脚の傷を案じた魏無羨は、温情に頼み藍忘機を休ませる気遣いを見せる。
そして一行は洞窟へたどり着くが、洞窟の奥には大きな池が広がっており、池の中には凶暴な妖獣が待ち構えていた。

温晁の愛人である王霊嬌から、「日暮れまでに妖獣を見つけなさい」と命じられる世家の面々。魏無羨が洞窟を見つけたものの、洞窟の奥は底が見えないほど深い谷になっており、その先には大きな池が広がっていました。
温晁は「誰かを吊るして血を落とし、妖獣を誘き寄せよう」と言い、王霊嬌は綿綿をその役に任じますが、金子軒は彼女を庇います。温晁は刃向かった金氏一族を殺そうとします。
魏無羨は池の中の岩に温晁を引っ立てると、「温氏門弟が1人でも動けばこいつの首を斬る」と宣言します。その瞬間、池の中から巨大な妖獣が姿を現します。
どさくさに紛れて王霊嬌は綿綿に焼きごてを押し付けようとしますが、彼女の悲鳴を聞いた魏無羨がすんでのところで救出し、身代わりに。
温晁一行は先に洞窟から抜け出すと、地上に上るための縄を切り、配下に命じて洞窟の入り口を塞いでしまいます。

洞窟に閉じ込められた各世家一行。江澄が人柱となって抜け道を見つけ、各世家の門弟たちを外に連れ出します。しかし門弟の1人が脱出時に怪我をしてしまい、妖獣がその血に反応してしまったため魏無羨と藍忘機は囮になることを決意。魏無羨は江澄に応援を頼みます。

なんとか洞窟の奥に隠れた二人「藍氏が助けに来てくれる。藍氏が来なくても2日あれば江澄が雲夢へ戻る」と魏無羨は藍忘機を励まします。しかし藍忘機は、雲深不知処は焼き討ちに遭ったこと、叔父は深傷を負い、兄は行方不明であることを告白します。言葉を失う魏無羨。

たこわさ
たこわさ

涙が止まりませんでした…「魔道祖師」でこれから藍忘機と魏無羨がこんなふうに穏やかに語り合える時間はもうないのだと知っているからこそ、2人が過ごしたこの時間のなんと尊いことか…と…🤦‍♀️
そして藍忘機が魏無羨に「意味なく気を持たせるな」と忠告するところがたまらなく大好きです😭❤️
魏無羨も自分の傷の手当ては後回しにして藍忘機のことばかり心配して…なんて優しいカップルなんだ…胸が苦しいです。

 

#14「暗黒の剣」

<あらすじ>
洞窟に取り残された魏無羨と藍忘機。
妖獣の正体は、かつて薛重亥に操られていた屠戮玄武で、何かの力により洞窟に封印されていた。
魏無羨は屠戮玄武の甲羅内で強い怨念を放つ剣を発見。

藍忘機は、「池の妖獣は、かつて薛重亥に操られていた屠戮玄武(偽の玄武)に似ている」と魏無羨に話します。屠戮玄武との戦いの最中、魏無羨はその甲羅内で強い怨念を放つ剣を発見。その剣が屠戮玄武を封印していたのだと分かります。二人は屠戮玄武を倒したものの、意識を失った魏無羨は江澄や金子軒に助けられ、藍忘機は消息を絶ってしまいます。

一方、岐山では温若寒が「温旭に薛洋を捜索させよ。櫟陽と清河で彼と接触した者を洗い出せ」と温晁に命を出します。温晁は温逐流に「王霊嬌を連れて雲夢に乗り込め」と命じます。

江楓眠は魏無羨が屠戮玄武を倒した手柄を褒めますが、江澄に対しては「雲夢江氏の家訓を理解していない」と叱りつけます。それを見た虞夫人は「噂を知らないとは言わせないわ。”江宗主は何年も某散人を忘れられず、忘れ形見を我が子と見なす 魏無羨は江宗主の…”」と激怒します。

たこわさ
たこわさ

藍忘機が魏無羨に歌ってあげた子守唄がEDの歌だったのは感動でした…歌の名前は何なのでしょう…「魏無羨」かなあ(号泣)

特に最後の歌詞、「生涯共に奏でる 二人の琴笛」っていいですよね。藍忘機の琴の音を思い出す…😭

 

#15「母の思い」

<あらすじ>
小さな仙門の平陽姚氏が雲夢に助けを求めにやってくる。
岐山温氏の魔の手からかろうじて逃れたのだった。
江宗主は姚宗主を金氏のいる蘭陵へ届けるため、魏無羨と江澄に留守を任せる。

小さな仙門 平陽姚氏の宗主 平陽姚が温氏に追われ、雲夢に助けを求めにやってきます。江楓眠は温若寒の殺戮に対抗できるのは蘭陵金氏だけだと判断し、姚宗主を金氏のいる蘭陵へ届けるため、魏無羨と江澄に数日間留守を任せます。

一方、温若寒は温晁に薛洋の行方を探させていましたが一向に見つかりません。さらに、屠戮玄武を100年間も封印した剣の行方を探らせ、「雲夢は滅ぼしたいなら好きにせよ」と温晁に命じます。

王霊嬌が配下を従え、雲夢へと乗り込み、宗主が座る椅子に堂々と座り江氏を下僕だと侮ります。雲夢を温氏の拠点である監察寮にすると知った虞夫人は「何が”尊卑”ですって?尊いのは私よ!」と逆に王霊嬌へと襲い掛かります。王霊嬌を殺そうとしたその瞬間、温逐流が現れます。そして、王霊嬌が岐山へ向けて応援信号を出してしまいます。

虞夫人は江澄と魏無羨を隠しておいた船に乗せ、江澄に紫電を渡します。虞夫人は二人を紫電で縛り付けると、「安全な場所につけば自然と解ける。魏無羨!江澄を命に代えて守るのよ!」と叫び、自分だけが蓮花塢に残ります。
江澄と魏無羨は蓮花塢に向かう江楓眠と江厭離に出会います。江楓眠は江厭離もまとめて紫電で巻き直すと、蓮花塢には向かわず眉山の祖母を頼れと3人に命じます。

たこわさ
たこわさ

原作小説「魔道祖師」では虞夫人の存在感が圧倒的で、江楓眠はあまり目立たない印象でしたが…「陳情令」ではむしろ母の愛もそうですが父の愛を強く感じました。

泣きじゃくる3人の子弟たちを慰め、安全な地への送り出す姿はまさに宗主然としていて、あまりのかっこよさに涙が止まらなかったです…🤦‍♀️

 

#16「無情の殺戮(さつりく)」

<あらすじ>
紫電に縛られた魏無羨、江澄、江厭離を運ぶ舟が雲夢から遠ざかっていく中、蓮花塢で孤軍奮闘していた虞夫人のもとへようやく江楓眠が到着、果敢に戦うも最後は温逐流の手にかかり、蓮花塢は全滅してしまう。
失意の中、宿で身を隠す魏無羨たちだったが、温氏の追っ手はすぐそこまで迫っていた。
ところが魏無羨が目を離した隙に江澄が姿を消してしまう。

蓮花塢に辿り着いた魏無羨と江澄は、両親だけでなく幼い門弟たちまでもが皆殺しにされたことを目の当たりにします。温晁は”雲夢監察寮”で宴を開き、魏無羨と江澄の行方を温逐流に追わせます。

失意の中、魏無羨たちは眉山虞氏を目指し宿に身を隠します。高熱を出した江厭離のため薬を買いに外に出た魏無羨でしたが、温氏の追っ手に捕まりそうになります。宿に戻った魏無羨は江澄がいないことを知り、彼が復讐のために蓮花塢に戻ったのだと当てをつけて後を追います。
蓮花塢に戻った魏無羨は、温寧から「私なら協力できるよ。温情と私は夷陵の監察寮に遣わされたけれど、手下は従順な門下生だ」と申し出られたため、江澄と江楓眠と虞夫人の亡骸も持ち出してもらえないかと頼みます。

たこわさ
たこわさ

大号泣回でした…😭

江氏一門、みんななんて美しい泣き顔なんでしょう…本当に心の底から辛くてたまらないというような泣き顔を見ていたら余計涙が出てきて、胸が痛くてたまらなかったです。

しかも江楓眠と虞夫人の最期がお互いへの愛を伝え合っている演出だったのがさらに辛くて…🤦‍♀️

温寧は無事江澄と江楓眠と虞夫人の亡骸を持ち出せるでしょうか…温逐流が何か嗅ぎつけている様子だったので心配です。

 

#17「失意と決断」

<あらすじ>
温晁に占領された蓮花塢から、捕らわれていた江澄を救った温寧。
魏無羨や江厭離を連れ夷陵にある監察寮でかくまうことに。
温情の懸命な治療と魏無羨たちの献身的な看病により江澄はようやく目を覚ますが、なんと江澄は温逐流の手にかかり金丹を失っていた。

血まみれの江澄をおぶって現れた温寧。温寧は江楓眠と虞夫人の亡骸も移動してくれたらしく、「信じてくれるなら隠れ家に案内する。江の若君には治療が必要だ」と夷陵に来て温情の手当てを受けることを提案します。
翌朝、温晁は温逐流から「江澄はきっと魏無羨に連れ去られた」と報告を受け、「温寧は温情に頼ったに違いない」と、温逐流を伴い夷陵に向かうと宣言します。

温情と魏無羨たちの献身的な看病の甲斐あってか、江澄はようやく目を覚まします。しかし、江澄は温逐流の手にかかり金丹(修行で鍛錬された気)を失っていました。「魏無羨!なぜ私を救った!温氏の傍若無人さと非力な己を生きて見届けろとでも!?」と絶望し当たり散らす江澄を前に、魏無羨は呆然と立ちすくみます。

魏無羨は温情に医学書を集めてほしいと頼み込みます。そしてある日、魏無羨は医学書の中から金丹を復活させる方法を見つけ出します。しかしその方法を聞いた温情は「可能性は5割よ」と告げます。

たこわさ
たこわさ

温情の口ぶりからして、きっと江澄の金丹を蘇らせるには魏無羨が犠牲になる感じですよね…。

私は魏無羨がこんなにも罪悪感を抱いていることが辛くてたまらないです。

魏無羨は何も悪いことはしていない。ただ正義の道(罪のない他門弟を温氏の魔の手から守った、温氏から無意味に辱められ続けた屈辱を晴らした)を歩んだだけなのに。でも、自分が江宗主だったら魏無羨一人に責任を押し付けて、蜥蜴の尻尾切りをしたかもしれないな…とも思ってしまって。

江氏一門全員に幸せになってほしい。ただそれだけがこんなにも難しい…🤦‍♀️

 

#18「ずっと三人で」

<あらすじ>
魏無羨たちと別れ暁星塵と歴遊していた宋嵐。
師匠のいる白雪閣に戻ると、待ち伏せしていた薛洋に襲われ目を負傷してしまうが、倒れていたところを偶然にも魏無羨に救われる。
その頃、各地では温氏を倒すべく各世家が立ち上がっていた。

夷陵を出た魏無羨は、両目に包帯を巻いた宋嵐が倒れているのを発見します。暁星塵と歴遊していた宋嵐は数月前、師匠が誕辰を迎えるため白雪閣に戻ったのですが、門弟たちは全員薛洋に虐殺された後でした。宋嵐は薛洋に襲われ目を負傷してしまいますが、薛洋は「暁星塵に俺からの贈り物だと伝えろ」とだけ言い残して去ります。星塵は彼の師・抱山散人のもとへ宋嵐を連れて行き目を治そうとしてくれたようですが、途中ではぐれてしまい、宋嵐は魏無羨に助けられたのでした。

魏無羨は江澄に「金丹を取り戻す方法はある。俺の母親 蔵色散人は抱山散人の弟子だ。つまり俺はお前を抱山散人に会わせてやれるのさ」と何でもないことのように告げます。さらに、魏無羨は「山に登ってからは辺りを見回したりするなよ。最も重要なのは相手から何者か尋ねられても、”蔵色散人の子”と言え。傷が誰からやられたかは事実のとおりに答えるんだ。この件は俺とお前だけの秘密だ」と言い聞かせます。その夜、魏無羨は温情の部屋を訪ね、「宋嵐に頼んで江厭離を金氏に送り届け、藍忘機と合流させる」と伝えます。

江厭離は魏無羨のために、蓮根と骨つき肉の汁物を作ります。
蓮花塢に来てまだ日が浅い頃、魏無羨は江澄の飼っていた犬に怯えていました。江楓眠は魏無羨のためにそれらを他人にあげてしまったのですが、江澄は可愛がっていた犬たちを魏無羨のせいで奪われたと怒り、寝室から追い出してしまいます。
江厭離は犬を怖がって木の上に隠れる魏無羨をなだめると、江澄も交えて蓮根と骨つき肉の汁物を食べさせ、仲直りさせたのでした。江厭離は「阿澄、阿羨、私はずっと一緒にいるのよ。永遠に離れない」と彼の手を取って約束します。

蘭陵では、宗主の金光善のもとで、江氏惨殺をきっかけに各仙門の温氏討伐の機運が高まっていました。なんとか生き残っていた、三大世家 金氏(金光善)・聶氏(聶明玦)・藍氏(藍曦臣)が力を合わせて温氏に対抗したことを、”射日の征戦”と呼びます。

江澄は山で女に出会い、金丹を失った経緯を話します。女は「これも何かの縁だろう」と言い、布を渡し「これについてまいれ」と山の中を引導し始めます。

たこわさ
たこわさ

江厭離の「私たち3人はずっと一緒にいるのよ」で大号泣しました…姉師…😭😭😭

彼女の笑顔のためなら何だってできる、命を張れると思う魏無羨や江澄の気持ちがすごく分かります。

江厭離は誰かを恨んだり、怒ったりしない。ただ心も体も愛に満ち満ちていて、まるで聖母のようで…🤦‍♀️

だからこそ現実の非情さが辛いです。

そして“射日の征戦”がやっと起こって本当によかった…!早く温氏(温寧と温情以外)滅亡してほしいです。

あといまだに分からないのが薛洋の動きです。彼は一体何がしたいのか…?ただ殺人がしたいだけなんでしょうか?それにしては暁星塵をやけに追っているような…?二人には何か因縁があるんでしょうか。

 

#19「乱葬崗(らんそうこう)」

<あらすじ>
江澄のために身を犠牲にした魏無羨。
ふもとで江澄を待ち続けるが運悪く温晁たちの一行に遭遇してしまう。
痛めつけられてもひるまない魏無羨を温晁は乱葬崗に捨て去る。

7日後、山の麓の町で江澄を待つ魏無羨。江澄との待ち合わせ場所である夷陵の茶楼に入ると、そこには温氏門弟たちが待ち構えており、魏無羨は温晁・王霊嬌・温逐流から江澄の居場所を吐くよう拷問されますが、決して口を割りません。温晁は怒り、魏無羨を邪念と怨念が渦巻く乱葬崗に捨て置きます。
意識を取り戻した魏無羨は、「復讐したいか?敵を討ちたいだろう?手を貸してやる」と声を発する剣を見つけます。剣を引き抜いた魏無羨の目には、復讐の炎が燃えていました。

その頃、江澄が目を覚ますと、彼は岩の上に寝ており、金丹を取り戻していました。

温情と温寧は酷く痛めつけられ、牢に監禁されていました。

魏無羨が消えて3か月後、温晁と夷陵に滞在していた王霊嬌は毎晩魏無羨の悪夢にうなされていました。温晁宛の手紙を盗み見ると、そこには「四大世家が蘭陵に集結 射日の征戦により温氏を討伐 清河を失った」と書かれていたため、日和った王霊嬌は「あんな男に仕えてたら死ぬだけだわ」と宝物を持って逃げようとします。

藍忘機は江澄と岐山温氏の教化司を襲撃、制圧。江澄は「夷陵の茶楼で落ち合うはずが、今になっても現れない。てっきり蘭陵へ行っているとばかり…本当に乱葬崗に捨てられたと?」と魏無羨の行方を藍忘機に尋ねますが、彼は目を伏せたままです。

清河に金子軒が到着すると、そこは血の海でした。聶明玦(赤鋒尊)は一太刀で温旭を討ったそうで、その勇ましさを讃えられます。江澄は「温晁と温逐流を殺さずして御霊は鎮まらん」と進言。聶明玦はそれに同意します。金子軒は「琅邪(蘭陵金氏の管轄地域)と清河の監察寮は制圧し、沢蕪君(藍曦臣)も子弟と雲深不知処に戻った。姑蘇一帯も平定されよう。残るは雲夢と夷陵の2か所だけだな」と分析します。
藍忘機と江澄は夷陵への参戦を聶明玦に申し出、聶明玦は「明日出立だ」と背中を押します。

たこわさ
たこわさ

藍氏・聶氏・金氏・江氏の反撃のターーーーン!!!!🥳🎉✨

魏無羨に早く復活してほしい…魏無羨のあの無邪気な笑顔が早く見たいです。早くもロス😭

温晁が怒りでギリギリ歯軋りしているのと、王霊嬌が怯える様子に胸がスカッと…。しかし温若寒、薛洋、孟瑶はどこで何をしているんでしょうね…?

 

#20「邪を呼ぶ笛の音」

<あらすじ>
夷陵の監察寮に攻め入った藍忘機と江澄。
だがそこで見た光景は怪死を遂げた温氏の配下たちと首を吊って自害していた王霊嬌、そして邪を招くように何者かの手によって書き足されていた護符だった。
一体 誰の仕業なのか、藍忘機と江澄はそんな疑問を抱きながら逃げた温晁と温逐流の行方を追い、ようやく隠れ家の宿を突き止める。

温晁は謎の頭痛に苦しんでいましたが、口から血を流しながら「助けて」とすがってくる王霊嬌を見て恐れ慄き、彼女を殺します。主人の異様さに気づき、咄嗟に部屋から出させる温逐流。実は少し前、魏無羨の笛の音に王霊嬌は操られていたのです。

その晩、夷陵の監察寮に攻め入った藍忘機と江澄。強い陰気と血の臭いを不思議に思いながら入ると、門扉には謎の札が貼られていました。監察寮では七穴から血を吹き出して死んでいる者、絞殺された者、焼死した者、溺死した者、毒死した者…温氏の配下たちがどれも異なる死因で倒れていました。藍忘機が屋敷のあちこちに貼られていた札の一つを取り見てみると、何者かの手によって人の血で四筆書き足されて、邪を招くように「逆転した護符」になっていました。
牢で1人生存者がいたと言われ、門弟に連れてこられたのは温情。「まだ岐山に温寧が囚われている。貸し借りはこれで終わりね」と背中を向ける温情に、江澄は「将来困った時は私を頼れ。一度だけ力を貸す」と赤く艶やかな櫛を贈ります。

なぜか岐山に戻らず雲夢の駅站の近くに温逐流がいたという報告を受け、急ぎ向かう一行。隠れ家の宿を突き止め、温晁と温逐流を探します。怯えた様子の温晁は、髪の毛がほとんど抜け落ち、身体中に爛れたような傷がついていました。あまりの壮絶な様相に絶句する藍忘機と江澄。
そこに、温晁たちの前に笛を携えた魏無羨が現れます。笛が吹かれ始めた途端、屋敷中の火が消え、怨霊が姿を現します。怨霊は温逐流に襲いかかり、身体中を爪で切り裂きます。温逐流は魏無羨に襲い掛かろうとしますが、すんでのところで江澄が紫電で彼を絞殺。温晁は魏無羨と江澄の二人でとどめを刺します。二人は抱き合います。

魏無羨は江澄のこの三月の苦労を労わります。藍忘機は「邪道を修めれば代償を伴うぞ。身も心も蝕まれる」と問い詰めますが、魏無羨は答えをはぐらかします。

蓮花塢に戻り、江楓眠と虞夫人に復讐の報告をした江澄は「私と清河へ”射日の征戦”に行くか?」と誘い、魏無羨は快諾します。

たこわさ
たこわさ

パワーアップした魏無羨、かっこよすぎる…!!!😭✨

でも藍忘機へのあの挑戦的な態度はどうしたのでしょう…心を怨念に蝕まれてしまったのかな…。

江厭離と再開した時、涙ぐんで立ち尽くす姿は昔の魏無羨のままで、胸がいっぱいになって泣いてしまいました…🤦‍♀️

#21「変化」

<あらすじ>
江厭離との再会を果たした魏無羨。
江澄と3人で再び家族が集ったことに心から喜ぶが、魏無羨の帰還を祝う宴席では、剣を佩いていないことや奇妙な術を使ったことなどから魏無羨は非難の目にさらされることに。
しかし、魏無羨が自ら釈明しないため、世家の仙師たちからの反感は増していく。

清河で開かれた魏無羨の帰還を祝う宴席で、魏無羨は剣を佩いていないことを姚宗主と金子勲から「怠慢だ」と非難されます。さらに、温晁をどうやって殺したかを尋ねられても「悪事が祟って自害した」としか答えないため、「怪しげな呪符を使ったらしい」と陰口を叩かれます。魏無羨が釈明しないため、世家の仙師たちからの反感は増していきます。
「魏無羨の態度は目に余る」「宗主が配下を制御できないとは…また怪しげな法術を使っているのでは?」と金子勲に非難され、「江氏のことだ。金氏には関係ない」と憤る江澄。

炎陽殿では3つの陰鉄を温若寒が精製し、この世のものとは思えない傀儡を作っていました。

聶明玦は「今こそ奮起して岐山を倒す時である」と決意表明し、今後の作戦を練り始めます。藍曦臣は「温若寒が仙門を虐殺できたのは、陰鉄の力で人間や傀儡を操れたからだ」と提言。では温若寒の陰鉄にどう対抗するかと悩む一同。そこで魏無羨が「陰鉄にも相克する物があるはずだ。一月も経てば分かるはず」と言うと、礼をして去ります。藍曦臣は「夷陵の監察寮での惨殺は、陰鉄と関係が?」と魏無羨が陰鉄を持っているのではと疑います

たこわさ
たこわさ

姚宗主と金子勲…!!😡💢

誰のおかげで夷陵の監察寮を壊滅させて温氏を追い詰められたと思ってるんや!!魏無羨のおかげでしょうが!!💢

しかし、魏無羨から立ち上る「黒い気」は怨念か何かなのでしょうか?怨念に魏無羨が飲み込まれないか不安です。

 

#22「不夜天の決戦」

<あらすじ>
行方不明だった三月の間、詭道術法を修めていたと藍忘機に告げた魏無羨。
だが藍忘機は魏無羨の心がむしばまれるという不安を払拭できずにいた。
そんな中、誤解がきっかけで金子軒が江厭離を泣かせてしまう。

魏無羨は行方不明だった三月の間、詭道術法を修めていたと藍忘機に告げ、夷陵での虐殺を江厭離に話さなかったことに感謝します。藍忘機は魏無羨の心がむしばまれるのではと不安を露わにしますが、魏無羨は「この魏無羨、魔道に落ちたりしない」と誓います。藍忘機が「私に協力させよ」と申し出たため、魏無羨は了承し去っていきます。

翌朝、聶明玦は温若寒の首を刎ねること、不夜天を攻めることを宣言し、出立。温若寒は陰鉄で不死身の傀儡たちを操り、江氏・金氏の門弟たちは次々殺され傀儡化されてしまいます。聶明玦は自ら単身で不夜天に潜入し、温若寒を殺すことを提案します。その時、藍曦臣が「協力者の名前は言えない」と前置きして、岐山の布陣を図示した絵巻を持って現れます。作戦を練り直し、7日後に総攻撃をかけることが決定します。

不夜天での戦いが始まりました。温若寒に仕える孟瑶の姿を見た聶明玦は、怒りのあまり彼を殴打します。吐血しながら果敢に温若寒に立ち向かう聶明玦でしたが、重い一撃を喰らってしまいます。
炎陽殿の外では、炎陽殿から噴き出した炎の弾を受けた門弟たちが一瞬で塵となった上、大量の傀儡が藍曦臣・藍忘機・魏無羨・江澄たちを取り囲みます。戦いが佳境に入ると魏無羨は傀儡たちに黒い気を送り込み、相討ちさせます。それを目の当たりにし、慄く藍曦臣と江澄。

たこわさ
たこわさ

いよいよ不夜天の戦い開始!!

孟瑶はなぜ温若寒のもとにいたのでしょう…傀儡ではないですよね?🤔💭

魏無羨の陳情が活躍の片鱗を見せていますね…次回が楽しみだ…☺️✨

 

#23「落日(らくじつ)後の形勢」

<あらすじ>
傀儡の異変を感じた温若寒。
炎陽殿の外に出るや、黒い気に覆われた魏無羨に気づき、彼が陰虎符を持っていることを知る。
凶暴な傀儡たちは魏無羨の前に全滅し、温若寒も孟瑶の手で葬られる。

魏無羨は「これは精錬したばかりの法宝。陰虎符だ」と温若寒に笑いかけます。傀儡たちは魏無羨の術で全滅され、温若寒自身も孟瑶に背後から心臓を一突きされ葬られます。
瀕死の聶明玦は「聶氏の仙師を殺したから」と孟瑶を殺そうとしますが、藍曦臣は、岐山温氏の布陣図を横流ししてくれたのも、雲深不知処から逃げた自分を匿ってくれたのも孟瑶だからと彼を庇います。
戦いから3日後、ずっと気を失っていた魏無羨は、江厭離から温氏は滅亡したこと、藍忘機が毎日訪れては精神が安定するようにと琴を演奏していたことを知ります。

金光善は「2つの陰鉄は葬ったが、残りの陰鉄の行方を突き止めなければならぬ」と全仙師を調べる必要があると言い、孟瑶を息子と呼びます。孟瑶は温氏の残党を捕らえ、老人や女たちは悪さをせぬよう窮奇道(谷にある古道で、人目につかず天然の要塞)で隔離・監視するにとどめ、敵対する者だけを始末すれば良いと提案します。しかし、金子勲が罪のない温氏残党を笑いながら殺していたため、藍忘機はそれを妨害します。

藍忘機は「陰虎符は邪物の産物。心が乱れれば制御できぬ」と魏無羨に忠告します。

その頃、藍曦臣と聶明玦と金光瑤(孟瑶)は、「我ら兄弟3人はここに誓いを立てる 仙門に報い 黎民を安ずることを 天地が証人である もし異心あれば衆人と天の憤りを買うだろう」と天に祈りを捧げていました。
江澄は新たな江氏宗主として金光善から祝福を受け、再び息子と江殿に縁組を願いたいと頼まれます。

たこわさ
たこわさ

無事温若寒を倒せたのは良かったけれど、金光瑤がいいところをかっさらった感がw

金光善は第二の温若寒になりそうですね…金子勲も嫌な感じだし、金氏全体への不信感がすごいです…。

最後に声をあげたのは魏無羨でしょうか?ナイスアシスト✨

 

#24「新たな船出」

<あらすじ>
金宗主から金子軒との縁組みを再び勧められた江厭離だったが、今は蓮花塢の再建が先決だと申し出を断る。
金光瑶は魏無羨が残りの陰鉄を持っている可能性を金宗主に示唆、魏無羨の見張りを命じられるのだった。
その頃、蓮花塢では亡き父親の後を継ぎ、江澄が宗主の地位を継承し江氏の再建を誓うが、魏無羨は毎日町で酒を飲み歩いていた。

江厭離は「今は蓮花塢の再建が先決です」と婚姻の申し出を断ります。

金光瑶は、魏無羨が薛洋から陰鉄を奪った可能性を金光善に示唆し、魏無羨の見張りを命じられます。

一方、姑蘇に戻った藍忘機は「琴の研鑽のため蔵書閣の禁室に入りたい」と藍曦臣に頼み、密かに禁書を読みふけります。

江澄は宗主の地位を継承し、残りわずかな門弟たちの前で江氏の再建を誓います。しかし魏無羨が連日酒浸りなため、江澄は苛立ちを隠せません。
幼い頃、魏無羨は道に捨てられているものを漁って生活していました。それを見つけた江楓眠が声をかけ、蓮花塢に連れてこられたのです。江厭離は「父上と母上も亡くなったわ。この世で家族と呼べるのは私たち3人だけよ」と言います。
江澄から「江氏再興のためにお前は父親のように尽くしてくれると言っていたよな」とからかわれ、魏無羨は「当たり前だ。雲夢双傑だ」と彼を小突きます。

たこわさ
たこわさ

今「魔道祖師」の小説も並行して読んでるから気づいちゃったんですけど、魏無羨、江澄が金丹を取り戻した時に体調が悪そうにしてたのは自分の金丹を彼にあげちゃってたからなんですね…。

それを知ると、魏無羨の不可解な言動の意味が分かって胸が苦しくなります。彼は誰も不幸にしたくなかったから、自分が悪者になることで平穏な日々を取り戻そうとしたんですよね…🤦‍♀️

「もしかして過去に戻るのはそんなに難しくないかも」に涙が止まりませんでした。この後、魏無羨はどんどん孤立していくと知っているから、辛い…。

 

#25「不協和音」

<あらすじ>
蘭陵金氏では、狩猟大会が開催される。
招待を受けた世家が狩猟に挑む中、魏無羨の陳情笛により雲夢江氏は大量の獲物を獲得する。
そんな折、魏無羨は金子軒が江厭離にきつい言葉を浴びせているのを目撃し、一触即発となる。

蘭陵金氏主催の狩猟大会が開始。
入山する前に一定の距離から的を射て、中心近くに射るほど山道に入りやすくなるという仕組みです。しかし金光瑤は的の前に温氏の残党を並べ、「的の前に人がいれば難易度が上がります」と飄々と言ってのけます。魏無羨は藍忘機の抹額を借りて目隠しをすると、的の中心を射抜きます。各世家は彼の弓の腕を褒めそやしますが、面目を潰された金子勲は「目隠しで狩りをしてみよ」と怒ります。

招待を受けた世家が狩猟に挑む中、魏無羨は陳情笛を吹いて物の怪たちを江氏の網の中へ誘導し、3割もの獲物を獲得します。

藍忘機に「琴譜を新調したから効果があるか試してみたい」と頼まれ、魏無羨は「俺はお前の何だ?かつてはお前を生涯の知己だと…」とうんざりしたように言いますが、藍忘機は「今もそうだ」と強い口調で返します。

金子軒と江厭離が言い争っているのを見て、魏無羨は仲裁に入ろうとします。すると、金子勲は「魏無羨は邪道で八百長をしている」と魏無羨を大勢の前で辱めます。江厭離は「狩りは実力次第。他の人が狩れなければ邪道になるのですか」「魏無羨は私の弟です。雲夢江氏の魏無羨に謝罪を」と金子勲に対峙しますが、金子勲は「こんな不公平な夜狩があってたまるか」と吐き捨てて去ってしまいます。

「魏無羨が持つ陰虎符は陰鉄でできている」「江氏の開催する夜狩には参加しないようにしよう」と他世家の者たちが話しているのを聞いた江澄は憤怒のあまり震えます。

魏無羨が蘭陵の街を酒を飲みながらうろついていると、金氏の門弟に「物乞いめ」と突き飛ばされた温情を見つけてしまいます。

藍忘機は「ある者を…雲深不知処に連れて帰りたい。連れて帰り、隠します」と藍曦臣に告白しますが、「ただ、彼は望まぬだろうな」と言われ目を伏せます。

たこわさ
たこわさ

藍忘機の「ある者を…雲深不知処に連れて帰りたい。連れて帰り、隠します」が完全に婚姻か!?ってなるし、藍曦臣が「彼は」って魏無羨のことを藍忘機が憂えていることを見抜いているのにもときめきが止まらなかったです😭❤️

藍忘機はいつも魏無羨を生涯の知己と思って全力で守ろうとしてくれる…😭❤️❤️❤️

 

#26「雨の中の選択」

<あらすじ>
蘭陵金氏が主催する百家宴。
そこには温氏が雲深不知処に攻め入った時に藍氏を裏切り、帰郷後に自らの門派を開いた蘇渉の姿もあった。
そんな中、金子勲が藍宗主、藍忘機兄弟に酒を強要する。

蘭陵金氏が主催する百家宴では、温氏が雲深不知処に攻め入った時に藍氏を裏切り、帰郷後に自らの門派を開いた蘇渉の姿がありました。

江澄は「捕らえた獲物は各世家に分ける」と言い、場の雰囲気をおさめます。

魏無羨は金子勲に温寧の行方を問いただします。金子勲は笛を抜いた魏無羨に恐れ戦き、「窮奇道へ行くのだな」と言い放ちます。金光善は「陰虎符は陰鉄に似ておる。多くの仙師を負傷させたものを持っているのは感心せんな」と忠告しますが、魏無羨は「岐山温氏が滅びれば蘭陵金氏が取って代わって当然だと?」と挑戦的に言い放ちます。藍忘機だけは彼の後を追います。

魏無羨は温情を連れて窮奇道へと向かいますが、温情は、腹に陰召旗を突き立てられた温寧の死体を見つけて慟哭します。
見張りの金氏門弟たちは「実験用に捕虜たちを捕らえておかないと俺たちが殺される」と、無抵抗の人々を殺していきます。魏無羨が陳情を吹くと、温寧が蘇り、見張りたちを次々に投げ飛ばします。温情は魏無羨に「阿寧は死んでない!霊識を奪われてるだけなの!」と温寧を止めるよう懇願。魏無羨が必死で温寧に呼びかけると、彼はその場に座り込みます。

魏無羨は温寧の部下たちと温寧自身、気を失った温情を連れて、馬で逃走します。その途中で藍忘機と出会い、「どこへ行く。この先は道を外したとみなされ、後戻りもできぬ」と尋ねられますが「俺が何の道を外したと言うんだ!あの時の誓いを忘れたのか?」と苦悶の表情で叫びます。

たこわさ
たこわさ

最後の「俺が何の道を外したと言うんだ!あの時の誓いを忘れたのか!?」という叫びが胸に突き刺さります。あの泣きそうな表情、生涯の知己と認めた藍忘機にだけは分かって欲しかったのにという表情が辛すぎます。

魏無羨が言うとおり、温氏が金氏にとって変わっただけなんですよね…。

 

#27「揺るがぬ誓い」

<あらすじ>
魏無羨を引き止めるため窮奇道にやってきた藍忘機。
しかし魏無羨からかつて交わした誓いを問われ、道を譲ることに。
魏無羨は温氏の生き残りを引き連れて夷陵の乱葬崗へと入っていくのだった。

魏無羨を引き止めるため窮奇道にやってきた藍忘機ですが、魏無羨から、かつて「一生悪をくじき 弱きを救う」と誓いを交わしたではないかと詰問されます。「道を譲る気がないなら戦え」と藍忘機に戦いを挑みますが、藍忘機は魏無羨に道を譲ります。

魏無羨は温氏の生き残り50名を引き連れて夷陵の乱葬崗へと入っていきます。薛重亥の伏魔殿を占領し、麓に結界を張ります。魏無羨は温寧の霊識を取り戻そうと試行錯誤を繰り返しています。生き残った者たたは不毛な大地をせっせと耕します。

一方、魏無羨が温寧を傀儡にして舎監4名を殺したことで、宗主の立場にある江澄は矢面に立たされ糾弾されていました。江澄は各世家に対し、魏無羨を連れ戻して陰虎符を没収することを約束します。
江澄は魏無羨の敷いた結界を紫電で破り、乱葬崗の中へと単身進みます。江澄は宗主たちの言う「魏無羨は温氏残党を率いて宗主を名乗るつもりだ」という言葉とは正反対の牧歌的な風景に唖然とします。魏無羨は江澄に「お前も俺が陰鉄を持っていると思うのか?」と皮肉げに尋ねます。

たこわさ
たこわさ

宗主たちに1人で馬鹿にされまくる江澄がかわいそうだし、「あの誓いを忘れたのか!」って叫ぶ魏無羨が世間から大悪人だと言われるのもかわいそうだし、魏無羨の正義を知ってるからこそ彼を庇いたい藍忘機が糾弾されるのもかわいそうだし…(号泣)

 

#28「双傑の対峙(たいじ)」

<あらすじ>
乱葬崗には家を建て耕作に励み、日々を生きようとする温氏の人々の姿があった。
温氏と手を切って戻るよう説得する江澄に対し、魏無羨は温情と温寧の恩を忘れたのかと問い詰める。
翌日 二人は決闘を行い、魏無羨は乱葬崗に残り、江澄は江氏が魏無羨を破門したことを天下に告げるのだった。

江澄は「誰もが温氏の滅亡を願っているのに、お前が温氏を守る限り俺はお前を守れない」と泣き叫びます。魏無羨は「守れないなら捨ててくれ。俺が裏切ったと天下に告げろ」と江澄を突き放します。翌日、二人は決闘を行い、江澄は左腕を、魏無羨は腹を負傷。魏無羨は乱葬崗に残り、江澄は江氏が魏無羨を破門したことを天下に告げるのでした。

江厭離は魏無羨の行方を金鱗台でずっと案じていました。蓮花塢に戻りたいと涙ぐむ彼女に、彼は「あなたのための蓮花塢をここに造る」と、泥に塗れながら切り取った蓮の花を渡します。

それから一月後、世間は夷陵老祖の噂で持ち切りでした。屍を操る彼の妖術は恐れられ、温寧は”鬼将軍”と呼ばれていました。「そんな奴は殺してしまえ」と騒ぐ民衆たちの噂を聞き、静かに激怒する藍忘機。

そんな中、藍忘機は夜狩の途中で夷陵を訪れると、少年・阿苑から脚をつかまれます。その様子を遠くから見た魏無羨はひっそりと笑います。藍忘機は阿苑を泣かせた詫びにおもちゃを買い与え、懐かれます。

たこわさ
たこわさ

江澄の「誰もが温氏の滅亡を願っているのに、お前が温氏を守る限り俺はお前を守れない」と泣き叫ぶのに号泣しました…。

江澄は、江氏一門と魏無羨を守りたくてたまらなかったから屈辱にも耐えてきたんですよね。なのに義兄は江氏よりも温氏を取った、それが江澄の孤独感をより増長させただろうし、「お前にとっての江氏はそんなものなのか」って辛かったろうな…。

 

#29「我が道を行く」

<あらすじ>
久しぶりに再会した魏無羨と藍忘機。
阿苑を交えて食事をしていると乱葬崗から異変の知らせが。
急いで乱葬崗へ戻ると、目覚めた温寧が伏魔殿の禁制の術を解いて悪霊を放ち暴れ出していた。

藍忘機は魏無羨に、半月後に江厭離と金子軒が婚姻することを告げます。その時、乱葬崗から異変の知らせが。

急いで乱葬崗へ戻った2人は、目覚めた温寧が伏魔殿の禁制の術を解いて悪霊を放ち大暴れ、血の池の怨念が噴出しているのを目の当たりにします。魏無羨と藍忘機は陳情笛と忘機琴で温寧を鎮め、温寧は理性を取り戻します。

夷陵では魏無羨の門弟を名乗る詐欺師たちが横行し、珍妙な護符を売り捌いていました。それを横目に乱葬崗に戻る温寧と魏無羨。魏無羨は伏魔洞で風邪盤を発明したり、収穫した大根を町に売りに行ったりとそれなりに忙しく過ごしています。

たこわさ
たこわさ

魏無羨が藍忘機に言った「詭道術法や陰虎符を用いなくても守りたい人を守れる道が他にあるというのか」に号泣しました…😭 魏無羨にとって、愛することは守ることなんだ…😭
藍忘機に甘える阿苑が可愛くて、魏無羨に感謝する温氏の生き残りたちが優しくて、地獄の中の天国を見ているようでした…🤦‍♀️

 

#30「涙の晴れ姿」

<あらすじ>
温寧と大根を売りに街へ出た魏無羨は、突然 江澄から呼び止められる。
江澄の案内で空き家に入った魏無羨の前に現れたのは師姉の江厭離だった。
江厭離は金子軒との婚礼が間近のため、花嫁姿を魏無羨に披露しにやってきたのだった。

温寧と大根を売りに街へ出た魏無羨は、江澄から呼び止められます。江澄の案内で空き家に入った魏無羨の前に現れたのは、江厭離でした。江厭離は金子軒との婚礼が間近のため、花嫁姿を魏無羨に披露しにやってきたのです。江厭離は魏無羨に腹にいる息子のために字を考えてほしいと告げ、3人は久しぶりに師姉お手製の蓮根の汁物を囲んで再会を喜びます。江澄が魏無羨に字をつけてほしいと願ったのだと聞かされ、思わず顔を見合わせて笑い合う3人。

江澄は先日自分が刺した傷の治り具合を不安げに尋ね、「この先どうする?お前が自重しても面倒事が周りを放っておかない。私たちのような親しい者とはもう会えないのだぞ」と心配します。しかし魏無羨は「山にいるのも親しい者たちだ」と拒絶。
江厭離は父の書斎で見つけた根付けを魏無羨に渡し、人目につかないよう先に帰らせます。

蘭陵の芳菲殿では金光瑤が宴の準備に尽力していましたが、金光善は金子軒に次期宗主の座を譲るつもりで、彼に発破をかけます。

1年後、魏無羨は江厭離が5日前に金凌という名の子を産んだのだと町行く人の噂で耳にします。藍忘機は、全ての先達を阿凌の満一月祝いに呼ぶのなら、魏無羨も呼ぶべきだと金子軒に主張します。金子軒は「厭離も寂しいと言っているから」と金光善に魏無羨を招くよう直々に頼みます。金光瑤は「魏無羨を1人で金鱗台に来させ、陰虎符を差し出すのであればその場で雲夢江氏への復帰を布告するのはどうか」と提案します。

胸を押さえて苦しむ金光勲の前に現れた金光瑤は、「魏無羨に特別な恨みでもあるのか?」と問い、金光勲は瞠目します。

たこわさ
たこわさ

師姐ーー!!!綺麗だよーー!!!😭❤️
江澄だって甥を目に入れても痛くないくらい愛してるだろうに字をつける役を魏無羨に譲ったり、「私たちのような親しい者とはもう会えないのだぞ」って引き止める様に泣きました…😭

江澄はまだ魏無羨にいっぱい愛情を持ってて、口汚く喧嘩はしても結局雲夢に戻ってきてほしいんですよね…双傑の夢を語り合った2人だもん…😭

江澄……これからの地獄をどうか耐え抜いてくれ……。

#31「予期せぬ悲劇」

<あらすじ>
魏無羨のもとに藍忘機から書状が届く。
金子軒と江厭離の息子、金凌の生誕満一月を祝う宴へ招待したいという内容だった。
喜んだ魏無羨は自ら作った魔よけの腕輪を持参して、温寧と金麟台へ向かうため窮奇道を通るが、そこには金子勲が各家の子弟を率いて待ち伏せしていた。

魏無羨のもとに藍忘機から書状が届きます。金子軒と江厭離の息子、金凌の生誕満一月を祝う宴へ招待したいという内容でした。

魏無羨は連日寝る間も惜しんで作った魔よけの腕輪を持参して、温寧と金麟台へ向かうため窮奇道を通ります。しかし、窮奇道では金子勲が待ち伏せしており、「俺にかけた千瘡百孔の呪いを解け!解かないのなら殺す」と身に覚えのない因縁をつけられます。仲裁に入った金子軒は、「手を引け!魏無羨の仕業と決まったわけではない」と金子勲を叱責。しかし、魏無羨を攻撃するだけでなく、彼が作った贈り物を握り潰します。金子軒は魏無羨に温寧を止めるよう言いますが、魏無羨は金子軒も自分を殺害するための計画に一枚噛んでいたのではと疑ってしまい、温寧を凶暴化させるよう陳情で操ります。魏無羨は金子軒を害するつもりはありませんでしたが、温寧は彼を一撃で殺してしまいます。

温情は激昂する魏無羨に鍼を刺すと、「金氏から私たち2人が金鱗台へ謝罪に行けばひとたび不問に伏すと言われた。ごめんね、そしてありがとう」と言葉を残し、伏魔洞を後にします。温情たちは温氏の生き残りたち全員で金鱗台へと向かいます。金鱗台では金光善と金光瑤が待ち構えており、「屍を灰にしてやる!」と温情と温寧を取り囲みます。

目が覚めた魏無羨は金鱗台へ向かおうと走ります。

たこわさ
たこわさ

温情の「ごめんね、そしてありがとう」も、金子軒の「厭離はお前が子の祝いに駆けつけてくれるのを楽しみに待っている」も辛すぎて涙が止まりませんでした…。

金光瑤、ここまでする必要あった?そこまでして宗主になりたかった?

こんなにも多くの善良な命が奪われたことが悔しくてたまらないです。

 

#32「絶望の叫び」

<あらすじ>
金子軒の死に打ちひしがれる江厭離の姿を見て心を痛める魏無羨。
一方、各世家は犠牲になった仙師を弔うべく不夜天で決起大会を敢行、温氏残党は骸がさらされ、温情と温寧もすでに殺され灰と化していた。
そんな中、不夜天に魏無羨が現れ、ついに各世家の仙師たちと戦うことに。

金光善主導のもと各世家は犠牲になった仙師を弔うべく不夜天で決起大会を敢行。温氏の生き残りは縛首にされその骸はさらされ、温情と温寧もすでに殺され灰と化していました。
そんな中、不夜天に魏無羨が現れ、ついに各世家の仙師たちと戦うことに。魏無羨が陳情を奏で始めると、四方八方から怨念が仙師たちに襲い掛かりますが、怨念はなぜか江氏の前だけは避けて行きます。藍忘機は剣を振り翳しながらも「やめよ」「私を信じよ!何か裏がある」と彼を説得しようとしますが、怨念に邪魔され彼に近づけません。

突然喪服姿の江厭離が戦場に現れます。突然どこからか陳情ではない笛の調べが流れてくると、江氏門弟たちが殺され、さらに殺された仙師たちが傀儡となって他の仙師たちに襲い掛かります。江厭離の後ろから傀儡が襲い掛かり、彼女の背を深く切り付けます。

たこわさ
たこわさ

師姉………江澄から魏無羨への恨みきれない想いが滲んでいるのも辛いです。「御せるはずだろ!」と、彼を信頼したような発言をしていたのにも泣いてしまう…。

そして最期まで師姉は魏無羨を叱ることなく、「羨羨」と優しく呼びかけていたことに胸が張り裂けそうでした。愛する夫を奪われてもなお怒りに支配されず、弟を愛せるその愛の深さ、そんな心を持った人を失ってしまったことが悲しくてたまりません…。

 

#33「16年後」

<あらすじ>
江厭離を失い自暴自棄となった魏無羨、陰虎符をバラバラにして、藍忘機と江澄の目の前で不夜天の谷底へと姿を消す。
それから16年後、莫玄羽として復活した魏無羨は藍忘機と再会、久しぶりに姑蘇藍氏の雲深不知処にとどまることに。
だが莫家荘で捕らえた剣霊の力が強大なため、問霊を行った藍先生が負傷してしまう。

笛を吹いている途中で魏無羨は喀血。陰虎符を奪おうとする仙師たちの前で、彼はそれをバラバラに砕きます。醜くそれを奪い合う仙師たち。
魏無羨はその光景に嘲笑し、静かに不夜天の谷底へ落ちようとします。負傷した腕で彼の腕を掴む藍忘機。江澄に「死ぬが良い!」と剣を向けられ、魏無羨は目を閉じますが、江澄は彼ではなく岩に剣を突き立てます。藍忘機が共に落ちてしまうことを恐れた魏無羨は彼の手を振り解き、1人で谷底へ落ちていきます。
その後、江澄は不夜天の谷底を調べさせましたが骨しかなく、藍忘機はその3年後に調べに行きましたが白骨もなくなっていました。

16年後、冷泉に辿り着くと藍忘機が浸かっており、彼が戒鞭だけでなく温氏の焼きごてを体に受けた跡が見えたため魏無羨は驚きます。
そこに藍氏門弟が走り寄り、冥室で藍啓仁が莫家荘で捕らえた剣霊を問霊したものの力が強大なため負傷していると報告を受けます。剣からは陰虎符の気配が漂っています。藍忘機は薛洋が陰虎符の欠片から陰虎符を復元したのでは?と推測します。冥室に置かれた剣霊は北西の地・清河を指し示しています。「剣霊が指しているのは主人もしくは元凶のいる場所だ。剣霊の主人が誰か分かれば謎は解決する」と言いきる魏無羨。二人は清河へ向かいます。

たこわさ
たこわさ

不夜天で魏無羨にとどめを刺したのは江澄かと思っていたら、最後まで義兄を刺せなかったのだと分かり大号泣🤦‍♀️

目に涙をいっぱいに溜めて、「死ね!魏無羨!」と言いながらも岩を刺すことしかできなかった。そこに最愛の姉を殺されても魏無羨を憎しみきれない江澄の愛が感じられて、この2人は本当に深く想いあった義兄弟なんだな…と深く感じ入りました。江澄に殺されるならと穏やかに目を閉じる魏無羨も辛い。

手を振り払われた藍忘機の絶望的な表情もつらくて嗚咽が止まりません。

雲深不知処でかつての師姉と江澄の幻影を見て微笑む魏無羨にも泣きました…😭

 

#34「懐かしき顔」

<あらすじ>
清河に到着した魏無羨と藍忘機。商人から郊外の行路嶺に人食い妖怪と霊堂があるという怪談を耳に。
二人が早速 霊堂に行くと、中には刀を入れた棺、壁には金凌が埋められていた。

魏無羨は夷陵老祖の似顔絵を売っていた商人から、清河から5里ほど行ったところにある行路嶺に人食い妖怪と霊堂があるという怪談を耳にします。

霊堂の周りには迷陣が敷かれており、不気味な濃い霧が立ち込めています。金凌の仙犬・仙子が迷陣の外で吠えている様子から、霊堂の中に金凌がいるのではと二人は推察します。
祭刀堂と書かれた部屋で、霊識に「金凌はどこか」と藍忘機が尋ねると、金凌は部屋の壁に埋められていました。
二人が霊堂を出ると、走り去る怪しい影が。魏無羨はその影を藍忘機に追わせ、自分は金凌を宿まで連れていき、清河の札売りのいた近くの宿で落ち合おうと約束します。

宿で金凌を横たえると、彼の脚には悪詛痕が。逃げた金凌の後を追い、外に出た魏無羨でしたが、そこに現れたのは金凌を探していた江澄。温寧はどこだと問い詰める江澄。「何年も経ったのにまだ忘れていないのか」と言う魏無羨に、江澄は激昂。「誰のせいで金子軒は死んだと?誰のせいで金凌は誹りを受ける羽目になった?我ら江氏が何をしたと言うのだ!」と魏無羨の胸ぐらを掴みます。

そこに金凌が入って来、南へ数十里にある荒屋で温寧を見たと言ったため、金凌を見張りにさせて現場へ向かいます。江澄は紫電で魏無羨を縛りますが、金凌は「借りは返す」と紫電の拘束を解いてやります。魏無羨は金凌に大梵山で言ったことを謝罪し、こっそりと彼の悪詛痕を自分に移します。

たこわさ
たこわさ

魏無羨の「何年も経ったのにまだ忘れてないのかよ」には江澄以上にブチ切れてしまいました。
ただ、魏無羨の立場になると、あの時はどうしようもなかった…(し、自分が故意で殺したわけではない)という気持ちにもなって、心がバラバラになります。つらい。

 

#35「刀霊の導き」

<あらすじ>
金凌に取りついた悪詛痕を自分の体に移した魏無羨。
宿にいたのはかつての友人で、今は聶氏宗主の聶懐桑だった。
行路嶺にある人食い霊堂の噂の真偽を聞いた魏無羨と藍忘機は、翌日 再び霊堂に入り、棺に入った刀を調べる。

宿に着くと、怪しげな人影の正体である聶氏宗主の聶懐桑がいました。なぜ行路嶺に霊堂を作ったのか?霊堂の中の屍の正体は?と魏無羨に問われ、聶懐桑は霊堂は聶家の墓だと告白します。
聶家の歴代家主は刀道を極めるあまり、気が暴走し錯乱して死にます。家主が存命中は刀が暴れても制御できますが、家主が死ぬと誰も手のつけられぬ凶器となるのです。聶家の刀は妖魔や物の怪を与え続けねば暴れ出してしまいます。そのため、第六代宗主が妖怪たちを封じ込めた霊堂を作ることを思いついたのです。

突然、乾坤袋の中に入れた鬼腕が暴れ出したため、藍忘機は「剣霊は聶家の祭刀道に導いていたのでは」と仮説を立てます。霊堂の棺を全て開かせて刀を調べると、唯一、前宗主 聶明玦の覇下だけが見当たりません。刀霊が聶明玦の骸のもとへ呼んでいるのではと推測する二人。莫家荘にこの刀霊を放った者の目的は、聶明玦を探させること…つまり聶明玦の非業の死には裏があるはずだと藍忘機は言います。
二人は刀霊が指し示す西へ向かいます。莫荘家に鬼腕を放った者と聶明玦を殺した者は別人でしょう。

居酒屋で客たちが「薛洋が今は金氏の客卿になっている」と噂しており、驚く魏無羨。
16年前に薛洋は金鱗台に現れ、各世家が処刑を望む中、金光善だけが大反対。唯一の生き残りである常萍が証言しましたが、「常氏が殺されたことと薛洋は無関係だ」と翻されました。金光瑤の代に彼は追放されたようです。
暁星塵は失踪。宋嵐も遊歴後、姿を消したそう。藍忘機は、数年前に常萍は両目を失い肉を剥がされ殺された、肉を削いだ凶器は暁星塵の愛刀である”霜華”だと告げます。

たこわさ
たこわさ

聶懐桑が兄の非業の死について話す藍忘機たちのそばで怒りに燃える目をしていたのがたまらなくギャップ萌えでした…!!!

普段はあんなに華奢で可憐なアホな子かわいいちゃんなのに、あの瞬間は完全に触れる者皆殺すバーサーカーだった…🔥

常萍の肉を削いだ凶器は暁星塵の愛刀である”霜華”…というのが不可思議ですよね。どんな秘密が?🤔💭

 

#36「知己の告白」

<あらすじ>
頭に刺顱釘を埋め込まれて何者かに操られていた温寧。
魏無羨のおかげで温寧は正気を取り戻す。
すると突然 酔った藍忘機が現れ、魏無羨は藍忘機の行動に振り回されることに。

宿を出て魏無羨が「忘羨」を陳情で奏でていると、温寧が現れます。彼は体中を鎖で縛り付けられており、頭に刺顱釘を埋め込まれて何者かに操られていました。正気を取り戻した温寧は、金光善に呼び出されてから記憶が曖昧だと説明します。
宿に戻ると、そこには刀霊を奪おうとする鬼面の男が。男は藍氏の剣術を熟知しているようで、巧みにかわすと、大量の霊力を必要とするであろう伝送符で去ってしまいます。魏無羨は、鬼面の男が顔と剣に術をかけていたのは、仙師の間でその男が有名だからではないか?藍氏の人間ではないか?と推測します。

魏無羨と藍忘機は刀霊の導きで蜀の東、義城に到着します。
魏無羨は、藍思追たち姑蘇藍氏の子弟や金凌と遭遇。そこに、どこからか大量の傀儡が現れ、魏無羨たちに襲いかかります。魏無羨は「俺のものではない反欠の陰虎符で操られている」と見抜きます。鬼面をつけた男がまたも乾坤袋を狙って襲ってきたため、一同は老婆の住む家に逃げ込むことに。

たこわさ
たこわさ

酔った藍忘機に魏無羨が「なぜ俺を助ける?」と問うた時、「不夜天でお前と共に戦わなかったという悔いがある」と答えた彼の表情の切なさ、胸を打たれたような魏無羨の表情に泣きました…🤦‍♀️ たしかドラマオリジナル台詞だと思います。

知己……🤦‍♀️

 

#37「操りし者」

<あらすじ>
義城で大勢の傀儡に遭遇し、あばら屋に身を隠した魏無羨たち。
魏無羨が解毒の粥を作っていると、外には杖をつく白瞳の娘の姿が。
そこへ遠くから霜華剣を背負った1人の男が現れる。

魏無羨はなぜ藍氏子弟たちが義城にいたのか尋ねると、金凌は清河から、藍氏子弟たちは琅琊から、猫の死骸を吊るして去る何者かを追ってきたのだと言います。

家の外から音がしたため魏無羨が覗くと、そこには杖をつく白瞳の娘の姿が。彼女が突然怯えるように立ち去ると、目に包帯を巻き”霜華”を背負った男が現れます。
その時、突然、傀儡となった宋嵐が頭上から屋根を突き破って剣を振り回し始めます。彼に刺さった刺顱釘を抜いてやると、「暁星塵に斬られた」「汝らの後ろにいる男に操られている」と告白します。
目を隠した男は子弟たちを人質にし、「粉々に砕けた霊識を修復しろ」と頼んできます。魏無羨は無理だと断言し、男が薛洋だと見破ります。

薛洋は魏無羨に霜華で襲い掛かりますが、すんでのところで藍忘機が助けに入ります。藍忘機に霜華を奪われた薛洋は、愛剣”降災”に持ち替えます。

魏無羨は隠れていた子弟たちと合流し、無縁仏を安置する義荘を見つけます。白瞳の娘が飛び出して棺を懸命に叩きます。魏無羨が棺を開けると、そこには間違いなく暁星塵の死体が横たわっていました。白瞳の娘(阿箐)は、棺に縋りつき嗚咽します。

たこわさ
たこわさ

いよいよ本格的に義城編突入。

暁星塵の美しすぎる骸に涙が止まりませんでした……阿箐が舌を失ってなお棺桶さに縋り付いて泣くのもしんどい。

そして薛洋の描写がすごく詳細でグッときます!!!😭

暁星塵の霊識を復元させろとふざけた態度で魏無羨に迫っていた時に温寧が乱入した時、血相を変えて霊識を守る姿が哀れで…🤦‍♀️

宋嵐は傀儡になっても生前と変わらぬ凛とした雄々しさがあって、それがまた物悲しいです。

そういえば、薛洋は藍忘機と霜華を鞘から抜いて戦ってたけど、なぜ抜けるんでしたっけ?本人でもないのに…🤔💭

 

#38「束の間の安息」

<あらすじ>
魏無羨は暁星塵の骸のもとへ導いた白瞳の娘の記憶に入り込む。
10年前、失明したふりをして盗みを働いていた阿箐は、ある時 同じく失明した暁星塵に出会う。
阿箐は暁星塵と旅をするようになるが、道中瀕死の男を発見、義城の義荘で治療してやることに。

10年前、失明したふりをして盗みを働いていた阿箐は、失明した暁星塵に懐き、彼の旅に同行します。二人は瀕死の男を発見し、治療してやることに。その瀕死の男こそ、お尋ね者となっていた薛洋でした。阿箐は薛洋が身分を隠した悪人ではと疑いますが、暁星塵は傷が治れば彼はそのうち出ていくだろうと楽観的。しかし、薛洋は義城の人々を毒に侵し、舌をなくさせることで傀儡だと暁星塵に誤解させ、殺戮させて楽しんでいます。

3年後、義城に宋嵐が訪れ、阿箐に「目の見えぬ白い衣の修師を知らぬか」と尋ねます。阿箐が暁星塵のもとに彼を連れて行っている途中、宋嵐は薛洋に親しげに話しかける暁星塵を見つけて激怒。
薛洋は陰鉄を使って怨念に宋嵐を襲わせ、彼を毒で侵し、彼の舌を切り取りました。
宋嵐が薛洋を殺そうとした瞬間、宋嵐を傀儡だと勘違いした暁星塵は、彼を刺殺します。

魏無羨は義荘に子弟たちを置いて1人で薛洋のもとへ向かいます。
藍忘機は薛洋と戦い続けており、その最中、暁星塵の霊識を入れた袋を奪います。「返せ!」と怒鳴る薛洋に、魏無羨はなぜ彼の霊識を修復させようとするのか尋ねます。

たこわさ
たこわさ

「陳情令」は原作に比べて薛洋の心情に寄り添った描写(なぜ薛洋がその言動をしたのかという解説描写)多めだなあと思いました。

宋嵐に「暁星塵に会いたくないと言ったのはお前だ!なぜ会いに来た」と問うシーンは原作にありませんでした。薛洋が暁星塵と一緒にいたいがために宋嵐に彼を否定させた…ように見える…。(薛洋から暁星塵へのクソデカ感情大好き☺️❤️)

宋嵐が最期に愛剣「払雪」を暁星塵に触れさせようとしたのには泣いてしまいました。会いたくないと一度は拒絶し、自分は彼の親友と言っていいのかと悩む宋嵐の姿が哀れで…。

そして金凌お嬢様は今日もとってもプリチーでした☺️❤️江澄に言葉遣いそっくりで愛おしい☺️❤️

 

#39「こぼれ落ちた飴」

<あらすじ>
義城での悲しい真実を知った魏無羨たち。
薛洋は藍忘機の剣に倒れる。
魏無羨と藍忘機は正気を取り戻した宋嵐にその場を託し、阿箐を埋葬する。

藍忘機が阿箐の杖の音がした方角に避塵を投げると、薛洋に命中。薛洋が阿箐を殺すと同時に、藍忘機は薛洋の胸を一突きにし、正気に戻った宋嵐は彼の左腕を斬り落とします。
その瞬間、どこからか鬼面の男が現れ、薛洋から陰鉄を回収して、伝送符で消え去ります。鬼面の男は薛洋の仲間で、主人は同じだろうと推測する魏無羨。
藍忘機は鬼面の男の剣術が姑蘇藍氏の剣法を知り尽くし、蘭陵金氏の技も繰り出す奇妙なものだったと告白します。

薛洋は薄れゆく意識の中、自ら命を断った暁星塵のことを思い返していました。

薛洋の小指がないのは、彼が7歳の頃に飢えてどうしても飴が欲しくて馬車を止めたところ、常萍から鞭で打ちつけられ、指を一本一本轢き潰されたからでした。左手の骨は全て砕け、小指はぐちゃぐちゃになりました。

そして、暁星塵が殺したのは傀儡ではなく無辜の民だと笑いながら告げます。「騙していたことは信じるのに、なぜ真実は信じようとしない?」と言う薛洋。
薛洋は抵抗する暁星塵を、傀儡にした宋嵐に斬らせます。襲ってきた剣が払雪だと気づいた暁星塵は「許してくれ」と自害します。薛洋は暁星塵を傀儡にする準備をしますが、彼の霊識は戻ってこず、絶望のあまり号泣します。

薛洋は暁星塵と暮らす中で、かつて幼い自分が「誰かが毎日飴をくれたらいいのに」と願っていたことを打ち明けます。その日から、暁星塵は薛洋の寝床に飴を置くようになりました。
宋嵐に刺されて瀕死の薛洋の右手の中には、あの日暁星塵からもらった飴が握られています。薛洋は飴を見つめて微笑みながら死んでいきます。

刀霊が反応したため義荘に戻った魏無羨と藍忘機は、暁星塵の棺のそばに佇む宋嵐に再会し、暁星塵の残った霊識を彼に渡します。これから「霜華を背負い世を渡る 星塵と共に魔を除き 邪を倒す」と言う彼を見送る二人。

魏無羨と藍忘機が刀霊が示す場所を探ってみると、禍々しい棺が地中から現れます。棺には陰虎符の気配があり、そこには首のない一体の骸がありました。魏無羨と藍忘機は待っていた藍曦臣に、骸が赤鋒尊だと伝えます。刀霊は骸を確認して本来の姿に戻りました。
魏無羨は、鬼面の男は清河聶氏の祭刀堂の存在を知り、姑蘇藍氏とも非常に近しく、赤鋒尊ともゆかりがある…つまり金光瑤が犯人ではと匂わせますが、藍曦臣は「彼ではない」と否定します。

たこわさ
たこわさ

薛洋が血塗れの暁星塵を丁寧に拭き清め傀儡にしようとしたシーン、彼に貰った飴を握りしめて笑顔で死んだシーンに号泣しました…。薛洋は自分に敵意を持たない暁星塵と一緒にいたかったんだ…🤦‍♀️

「俺が騙していたことは信じるのに、なぜ真実は信じようとしない?」は、彼の魂からの絶叫でしたね。あまりに深い言葉に、言葉を失ってしまいました…。

薛洋がどうか出自で判断されない世界に生まれ変われますように。

 

#40「首級(しるし)の行方」

<あらすじ>
蘭陵金氏の金麟台で開かれる清談会に現れた藍曦臣と藍忘機兄弟。
そして魏無羨も仮面をつけて同行するが、莫玄羽だと誤解され会場内は騒然とする。
実は莫玄羽は金光瑶の妻である秦愫に付きまとっていたというのだ。

藍忘機は魏無羨に「明日金鱗台へ行き、赤鋒尊の首級を探そう」と提案します。藍曦臣も「証拠が見つかれば公正に判断しよう」と賛成。

蘭陵金氏の金麟台で開かれる清談会に藍氏として現れた、藍曦臣と藍忘機と魏無羨。魏無羨は紙人形に自分の意思を入り込ませ、赤鋒尊の首級を捜すため金光瑶の寝殿である芳菲殿へと潜入します。

寝殿では何者かと会い、告発の文を受け取った秦愫が金光瑶を激しく責めていました。金光瑶は「誰から文を渡されたんだ?その者は君以外にも吹聴するはずだから教えてくれ」「他に道はなかったのだ」と縋ります。魏無羨は、彼女に文を渡した者は自分たちを赤鋒尊のもとに導いた者と同一なのではと推測します。
「今の地位のためなら手段も選ばないのね」と秦愫が張り手をすると、金光瑶は彼女の動きを封じて鏡を通り抜けた奥の密室へと連れていきます。朦朧とする秦愫に「文を渡した者を教えれば外に出す」と言う金光瑶。

魏無羨は部屋を見守り、雲夢の雲萍城という場所の土地の権利書を見つけます。さらに、首級に近づくと、その後ろに陰虎符の設計図があることに気づきます。首級に張り付き、共情を始める魏無羨。

たこわさ
たこわさ

金光瑶が秦愫に言った「君への思いに偽りはない。君は私の出自を少しも気にしなかった」は心からの真実なのだろうなあ…と思いました。

この時代ではいかに正しい血統かが重視されていましたもんね。

赤鋒尊に「大哥」と呼びかける金光瑶、なんだか不思議な感じがします。恨んでいても一度義兄と決まったらそう呼びかけるのが普通なのかな?🤔

#41「両者の溝」

<あらすじ>
芳菲殿の密室で先代の聶宗主・赤鋒尊の首級を見つけた魏無羨、赤鋒尊の記憶に入り込む。
赤鋒尊と金光瑶の因縁は、金光瑶がまだ孟瑶と名乗っていた頃、夜狩で子弟たちに侮辱されていたことに端を発す。
その後、副将に抜擢された金光瑶だったが、総領を殺した件で聶氏を追放され、その後 藍曦臣も加えて義兄弟となるも赤鋒尊との溝は埋まらず、ついに赤鋒尊は金光瑶の罠にはめられ命を落とす。

赤鋒尊と金光瑶の因縁は、金光瑶がまだ孟瑶と名乗っていた頃、夜狩で聶氏の子弟たちに侮辱されていたことに端を発します。

子弟たちから雑用を押し付けられていた孟瑶は彼らが「雲夢から証を持って認知してもらおうと尋ねたが門前払いされたらしい。そもそも金光善が認知したことなんてあったか?」と噂しているのを聞きます。赤鋒尊はそれを聞いて激怒し、「お前がやるべきは陰口を叩くこやつらを黙らせることだ」と孟瑶を副将に抜擢します。
その後、赤鋒尊は孟瑶が総領を殺すところを目撃してしまいます。実は、孟瑶は薛洋と話していたところを総領に見られたため、口を塞ぐために殺したのでした。

その後、金光瑤は藍曦臣から教えられた「清心音」を赤鋒尊に毎日奏でましたが、いつからか彼はその音色を聴くと心が休まるどころか吐血するようになりました。

赤鋒尊が「薛洋は?」と尋ねると、金光瑤は「当時とは違い常萍が供述を覆したため、薛洋が常氏を虐殺した証拠はありません。父も生かしておけと」と言いますが、赤鋒尊は「薛洋は陰鉄を持っている。その奴を抱き込むなど理由はあまりに明白だ」と激怒します。
「大事に犠牲はつきもの」と言い切る金光瑤に、赤鋒尊は「なぜ己を犠牲にせぬ?お前の方が高貴で他人とは違うと?」と聞くと「当たり前だ!奴らと私は違う!」と答えたため、赤鋒尊は金光瑤を階段から蹴り落とし「妓女の子め!程度が知れる!」と叫びます。
立ち上がった金光瑤は「義兄上と私の清心音はどこか違うとなぜ気付かぬのです」と笑い、赤鋒尊は金光瑤の幻覚を覇下で斬りつけ続け、絶叫します。身体中から血を噴く兄の元に駆けつけ、「兄上!私だよ!」と泣き叫ぶ聶懐桑。赤鋒尊は怒りに燃える目で聶懐桑を押しとどめる金光瑤を睨みつけ、刀の先を金光瑤に向けます。金光瑤は赤鋒尊を殺すよう薛洋に指示します。

金光瑤は紙人形を斬ろうとしますが、すんでのところで髄便は金光瑤に斬りかかり、その間に紙人形の魏無羨は逃げ出します。

魏無羨は藍忘機に芳菲殿の銅鏡は密室への入り口になっており、秦愫が秘密を握って監禁されている、赤鋒尊の首もあったと説明します。金氏の子弟たちを蹴散らし芳菲殿に向かう2人と藍曦臣。金光瑤に密室を見せてくれと頼む三人。

たこわさ
たこわさ

金光瑤にとって「妓女の子め!」って言われるのがどれだけ地雷なのかが分かる回でしたね。
聶懐桑が「大哥!!私だよ!!」って叫び続けるさまがつらくて泣いてしまいました…懐桑…🤦‍♀️
そして錯乱してもなお金光瑤に刀を負け続ける赤鋒尊がかっこよすぎてシビれました⚡️
赤鋒尊の「偉丈夫に謀略は不要だ」という生き方、大好きです。

 

#42「清心音の謎」

<あらすじ>
金光瑶に隠し部屋を開くよう迫る魏無羨と藍忘機。
衆人が見届ける中、突然 秦愫が短刀を奪い自害してしまう。
憤った金光瑶は、仮面をかぶる莫玄羽らしき男が夷陵老祖であることを暴く。

金光瑶は藍曦臣、藍忘機、魏無羨を隠し部屋に通します。すると突然、秦愫が短刀を奪い自害してしまいます。

一体誰が自分に濡れ衣をかけたのだと憤った金光瑶は、仮面をかぶる莫玄羽らしき男が夷陵老祖であることを暴きます。魏無羨の前に立ちはだかった金凌は思わず彼を刺しますが、藍忘機は魏無羨を連れて金麟台を脱出。魏無羨を雲深不知処の静室にかくまいます。
献舎の術の傷跡を確認した魏無羨は、莫玄羽の最後の敵は金光瑶で、彼が死ねば呪いは解けると推測します。莫玄羽は金光瑶の秘密を知り、秦愫に告げようとして金光瑶に先手を打たれ、狂人にされたのです。
藍曦臣から金光瑶が黒幕である根拠を問われた魏無羨は、赤鋒尊と共情した際に金光瑶が弾いていた清心音を吹いて聞かせます。藍忘機は金光瑶が赤鋒尊に聴かせた戦慄には一箇所間違いがあると指摘し、記憶力の良い金光瑶は、赤鋒尊に聴かせる清心玄曲を利用して慢性の毒のように彼に発作を促したのだと魏無羨は推理します。

たこわさ
たこわさ

藍忘機が魏無羨を盲目的に信じるように、藍曦臣は金光瑶を信じている…ものの、どうにか中立という立場をとっていましたね。興奮して話す藍曦臣はレアで、ハァ〜兄上ってこんな顔もするんだあ…と希少生物を見た気持ちになりましたw

 

金凌が魏無羨を刺した時、江澄が痛々しい表情をしていたのが義兄への想いを感じて胸が苦しかったです…。江澄の表情を細かく挟んでくる「陳情令」オリジナル演出が憎い!!!泣いちゃう!!!😭😭😭

 

そして懐桑ちゃんの一問三不知演技のうまさよ…!間抜けを演じながらもしっかり皆が周知しておくべきことは繰り返すところが役者だなあとニヤニヤしてしまいました😏✨

 

あと、原作では金凌がどんな表情で魏無羨を刺したのか分からなかったけれど、「陳情令」では両親の仇だと心底憎みながらも自分を義城で助けてくれたのはなぜだと刺してなお戸惑っている感じで、あーーーーりん!!!!!😭😭😭って泣き叫びそうになりました…。あーりん辛いね…。

 

#43「重なり合う心」

<あらすじ>
金光瑶が赤鋒尊に聞かせた清心音に邪曲の旋律が組み込まれていたと踏んだ魏無羨と藍忘機、そして金光瑶の裏の顔に動揺を隠せない藍曦臣。
その藍曦臣に魏無羨は藍忘機の体にある戒鞭の痕について問う。
実は16年前、藍忘機は魏無羨をかばったとして叔父の藍啓仁から戒鞭300回と3年の面壁を科せられていた。

魏無羨は藍曦臣に、藍忘機の体にある戒鞭の痕について問います。実は16年前、藍忘機は伏魔殿を捜索しようとする金光瑶を止めたため、魏無羨をかばったとして叔父の藍啓仁から戒鞭300回と寒嘆願洞で3年の面壁を科せられていたのでした。

魏無羨は不夜天でも同じく笛の音がしていた、つまり金光瑶が陰で「乱魄抄」を使って”陳情”の指令を変えたのではと推測します。

そんな中、金光瑶が雲深不知処を訪れ、藍曦臣に乱葬崗に傀儡が現れた、きっと魏無羨が陰虎符で召喚したのだろうと告げます。他世家も金鱗台に招集したので来てくれと言われ、藍曦臣は承諾。魏無羨と藍忘機は密かに雲深不知処を離れ乱葬崗を目指します。

たこわさ
たこわさ

藍曦臣の「かつて忘機にも忠告したが 今我が身にも降り掛かり やっと分かった 決意とはこれほど難しいものなのかと」と言いつつも宗主として毅然とした態度を取ろうとしてます…が…藍忘機ほどではなくとも藍曦臣にとっての金光瑤が魏無羨的な存在だと思うと非常に複雑ですね…私は曦澄推しなので…。

 

あと、金光瑤が通行玉令を返しに来たのが謎です。この時点で金氏から逃げる算段をしていたとしても、通行玉令を返す必要あります…?🤔💭

 

#44「裏切り者の旋律」

<あらすじ>
蘭陵金氏の仙師だった綿綿に再会した魏無羨と藍忘機。
その後、温寧も合流し乱葬崗に向かうが、乱葬崗の伏魔殿には金凌や藍思追ら各世家の子弟たちが何者かに捕らえられていた。
すると各世家の宗主たちも到着、傀儡を操ったと魏無羨を問い詰めるが、そこへ傀儡の大群が現れ、奇妙なことに宗主らは霊力を失ってしまう。

伏魔殿に行くと、金凌や藍思追ら各世家の子弟たちが何者かに捕らえられていました。鬼面を着けた者たちから襲われ、伏魔殿に捨てられたと藍思追は証言します。
続いてそこに現れたのは、各世家の宗主たち。誰もが傀儡を操い子弟たちを攫ったのだと魏無羨を問い詰めますが、なぜかそこには藍曦臣と金光瑤がいません。蘇渉は、金光瑤は先日何者かに襲われたため藍曦臣が治療していると言います。
するとそこへ傀儡の大群が現れ、江澄は金凌を守るため前線に出て紫電を振るいますが、なぜか傀儡に当たった瞬間吐血してしまいます。藍啓仁もです。奇妙なことに、子弟たちは霊力がありますが、宗主らは霊力を失っていました。

魏無羨は伏魔殿に入ると、宗主たちがなぜ毒に侵されたのかについて話し始めます。
霊力を失ったのは傀儡を殺したから。傀儡を殺した時、蘇渉は琴で傀儡を退けるように見せかけて戦曲の一部分を一時的に人が霊力を失う旋律に変えたのです。蘇渉は当時門弟の自分が禁室に入れるわけがないと言いますが、魏無羨は「主は入れるだろう?曲を変える方法も主に教わったのでは?」と問い詰めます。

たこわさ
たこわさ

江澄めっちゃ映りますね!?!?逐一写してくれてありがとうスタッフ😭そして魏無羨への罵倒に一切加勢しない江澄に愛しかない…😭
傀儡の大群が現れた瞬間、いの一番に傀儡を倒そうと前線に向かう江澄の勇ましさに心震えたし、江澄の前に出て傀儡を討った後、彼が吐血してるのを見て青ざめてる魏無羨にガチ泣きしました…ウウウウ雲夢双傑!!!!!!!

 

江澄がいっぱい映るのも、魏無羨が江澄を守るように戦っていたのも嬉しすぎて何回も巻き戻して見ちゃいましたね…🤦‍♀️

魏無羨の心の根っこが雲夢江氏にあるってことが泣きたいくらい嬉しいし、魏無羨が江澄をずっと守るべき弟だと思ってるところも大好きです…🤦‍♀️

 

#45「在りし日の面影」

<あらすじ>
戦曲のからくりを見抜かれた蘇渉。
魏無羨から「乱魄抄」を見せられ、その場を逃げ出す。
傀儡が襲ってくる中、魏無羨と藍忘機がおとりとなって全員を乱葬崗から脱出させ、一行は乱葬崗から近い蓮花塢へ身を寄せることに。

魏無羨は蘇渉の裏に金光瑤がいることを匂わせます。さらに「反論があるなら今ここでさっきの戦曲を弾け」と命じ、芳菲殿の密室に隠してあったという「乱魄抄」から破かれた2枚を藍啓仁に確認してもらおうとすると、突如蘇渉は剣を抜きます。応戦した藍忘機は蘇渉が鬼面の男だと確信。蘇渉は法陣を破り、陰虎符を使ってその場を逃げ出します。一行は乱葬崗から脱出し、近い蓮花塢へ身を寄せることに。

蓮花塢に向かう道中、金凌は温寧に襲い掛かろうとしますが、親の仇を前にして彼を刺すこともできず父の愛剣を抱きしめて号泣します。

その後、一行が蓮花塢に到着すると、それを待ち受けたかのように宗主たちの傷に効くという貴重な薬草を持った2人の女、碧草と思思が訪ねてきます。

思思はかつて仲間に持ちかけられた大きな仕事の話をします。薛洋に脅され、思思ら妓女たちが先に進むと、手脚を寝台に縛り付けられた金光善がいました。金光瑤は妓女たちに金光善を襲わせ、彼はそのまま息絶えたのだそう。仲間は全員殺されましたが、最近になって「君子面した悪党を野放しにしない」と憤ったある者によって監禁状態から救い出されたのだと言います。

碧草は楽陵秦氏の清談会で秦愫に仕えていた侍女です。12〜13年前から彼女は秦愫に仕えていましたが、秦愫の母親は溺愛する娘の縁談が決まると突然塞ぎ込むようになったと言います。実は、母親は死に際に金光瑤と秦愫は兄妹だったと打ち明けたのです。母親は過ちが起きぬようにと婚礼前に金光瑤に秘密を明かしましたが、取り消されることはありませんでした。

たこわさ
たこわさ

江澄は他仙門の宗主たちみたいに魏無羨を罵りはしないけど、「よく戻れたものだ」ってだけ言うのが重くてグッ…ときました。

顔くしゃくしゃにして泣く金凌かわいいし、金凌が泣いてたら「阿凌!誰に泣かされた!?」ってすごい焦って呼び寄せる江澄かわいいし、泣きながら江澄に全速力で駆け寄る阿凌クソかわだし、江楓眠や虞夫人が座ってたあの蓮の花を模した宗主の椅子に江澄が座ってるのがメチャメチャかっこよくて、ウワ〜!!!!!艶!!!!!宗主!!!!!😭😭😭😭😭てなる、叔父甥尊いの極み神回でした…✨

 

#46「金丹の真実」

<あらすじ>
金光瑶の恐ろしい事実を告げた妓女 思思と秦愫の元侍女 碧草。
2人は何者かに金光瑶の悪事を暴くように仕向けられていた。
声高に打倒金光瑶を叫ぶ各世家の仙師たちをあとに、魏無羨は藍忘機を連れて江氏の祠堂を訪れ、亡き江一族の位牌にお参りする。

金光瑶が後ろ盾を確立するには秦蒼業という義父の後ろ盾が必要なため、秦愫と結婚したのは当然だ、金如松を毒殺したのは金光瑶の仙督就任を反対した家主であることも偶然ではない、あんな悪党はいないと声高に叫ぶ宗主たち。

魏無羨は碧草になぜ今になって真実を公表しようとしたのかと尋ねると、義憤に駆られたからだと答えます。彼女の腕にはまっている高価そうな翡翠の腕輪を見て、何か裏があるのではと勘繰る藍忘機と魏無羨。藍忘機と魏無羨は碧草と思思に真実を暴露するようけしかけたのは自分達を赤鋒尊に導いた黒衣の男ではと見当をつけますが、動機が分かりません。

魏無羨は藍忘機を連れて江氏の祠堂を訪れ、亡き江一族の位牌にお参りします。江澄は藍忘機や温氏を守ったことで江氏を犠牲にしたのを忘れたのかと噛みつきます。そこに温寧が現れ、何度紫電で打ち据えられても江澄に魏無羨の剣“随便”を抜けと迫ります。江澄は随便を抜けた自分に困惑。温寧は江澄の金丹は温情が魏無羨から移植したもので、その場に温寧といたのだと暴露します。温寧は、江澄は常に誰かと戦っているが、一生魏無羨には勝てないのだと言いその場を後にします。

魏無羨は金光瑶が赤鋒尊の首と共に隠されていた土地の権利書に書かれていた「雲萍城」にいるはずだと推測し、藍忘機と温寧とともに向かうことにします。

たこわさ
たこわさ

温寧の「あなたは常に誰かと戦っているが、一生魏無羨には勝てない」には、江澄と魏無羨の問題に首突っ込むのおかしいやろ。何で魏無羨が隠してる秘密を他人が勝手に暴露すんの!?ってめちゃくちゃ腹立ちました。

江澄が他人と自分を比較しなければいけなかったのは親が魏無羨と散々比較して育てたからですよね。非難すべきは親(主に江楓眠)やろ!!

一番私の金丹と涙腺にクリティカルヒットだったのは、江澄が魏無羨を罵りながらも昔のように自分に殴りかかって欲しくて縋るような目をしてたところ。義兄と弟の愛よ…🤦‍♀️
まあ、周りが何と言おうと、魏無羨と江澄のことは二人にさえ分かってればいいんですけどね。二人は雲夢双傑なんだもの…二人にしか分からない感情がいっぱいあるんだ…。

 

#47「華麗なる弁舌」

<あらすじ>
雲萍にある金光瑶の私有地を訪れた魏無羨と藍忘機。
そこは街なかに建つ観音廟だった。
2人は温寧を外に残し廟をのぞくと、中には金氏の子弟や霊力を奪われた藍曦臣の姿が。

魏無羨と藍忘機が雲萍にある金光瑶の私有地を訪れると、そこには廟がありました。藍忘機は陣で何かを鎮圧している気配を感じます。夜中に改めて観音廟を訪れた藍忘機と魏無羨と温寧。結界が貼られていたため、2人は庭園から侵入し、温寧は「自分たちが戻らなければ江澄に知らせにいけ」と外で待機するよう命じられます。金凌は仙子が観音廟に向かって走っていったため、慌てて追いかけていました。
藍忘機と魏無羨が廟の中を覗くと、そこには金氏の門弟たちと坊主、そして藍曦臣の姿が。魏無羨は金光瑶に琴弦で首を絞められます。それを見た藍忘機は反撃を断念。藍曦臣は謀られ霊力を失ってしまったようです。さらに金凌が坊主たちに捕らえられて現れ、金光瑶は仙子を殺すよう指示。

その頃、観音殿の中では金氏の門弟たちが穴を掘っており、魏無羨は陰虎符で一体何を鎮圧させているのかと考えます。金光瑶は魏無羨を殺したくなければ避塵を置いて霊脈を自ら封じろと命じます。

その瞬間、観音堂の扉が叩き壊され、江澄が登場します。江澄は紫電で金氏の門弟たちを次々叩き落とし、金光瑶を剣で突き刺そうとします。金光瑶は「あなたは昨日蓮花塢で夷陵老祖の剣を持ち、駆けずり回っては会う人々に抜かせたそうだな。誰も抜けないはずなのにあなたは抜けたとか。16年前に封印し、夷陵老祖以外抜けないはずだが…」「江宗主は最も若い家主で独力で雲夢江氏を再建したが、それまでずっと魏無羨に劣っていた。どうやって射日の征戦後、挽回した?まさか金丹か妙薬でも飲んだのでは?」と煽ります。動揺した江澄は霊力を奪われてしまいます。蘇渉は仙子に噛みつかれ、血まみれになって帰還。

そんな中 金光瑶は門弟たちに目当てのものを掘り起こさせ、満面の笑みを浮かべます。

たこわさ
たこわさ

雲夢江氏を復興させたのは江澄の力やろ!!!!!江澄の努力あってこそやろが!!!!!
紫電振るう江澄めっちゃ美しかったけど、最後が不穏すぎてマジで何も言えんです…。

 

#48「暴かれた呪い」

<あらすじ>
江澄に金丹のことを問いただされた魏無羨は、過去には執着していないから忘れるよう江澄に伝え、魏無羨の思いに江澄もわだかまりを解いていく。
一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶だったが、地中から毒が噴き出し手を負傷、箱を開けると入っていたのは首をつながれた赤鋒尊の骸だった。
驚愕する金光瑶を必死で手当てする蘇渉。

江澄は「お前は将来私が宗主になったら配下として支えてくれると言った…藍氏が双璧なら、江氏は双傑だと…永遠に江氏を裏切らないと言った…」と涙ながらに繰り返します。「すまない、約束を破った」と答えた魏無羨に、江澄は「この期に及んでお前に謝らせるとは、私はどれだけ高慢なんだ」と自嘲し、「すまん」と涙します。魏無羨は江澄のそばに寄ると、「江氏への恩返しだ。今の俺からすれば全部前世だ。過去だ。執着しないで忘れろ」と彼の涙を拭い、微笑みかけます。

一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶でしたが、地中から毒が噴き出し手を負傷。埋められていた箱を開けると、入っていたのは首をつながれた赤鋒尊の骸でした。魏無羨は「埋められていたものをすり替えられたんだろ?」と図星を突きます。
さらに、蘇渉の裂けた衣からのぞいた千瘡百孔の痕を見た魏無羨たちは、当時 金子勲を呪った者が誰だったかを知ります。

藍曦臣は霊力が回復していることを密かに確認し、金光瑶の喉元に朔月を押し当てます。魏無羨が金光瑶に「渡してくれ。持っていて意味が?」と尋ねると、彼は袂から陰虎符を出し、その場に捨てます。魏無羨は「不浄世ですでに薛洋とは手を組んでいたな」と見抜きます。
藍曦臣は朔月を鞘にしまい、「お前の所業を知らなかったわけではない。ただ苦渋の決断だと信じていた。だが今は…お前は手を染めすぎた。信じていいから分からぬ」と言います。
金光瑶は突然座り込み、「二義兄上、私が間違っていた。もう仙督の座に未練はなく、陰虎符も渡した。今夜東籯に渡り、二度とこの地には戻らない。それに免じて…命だけは助けてください」と涙ながらに訴えます。

たこわさ
たこわさ

「今の俺からすれば全部前世だ。過去だ。執着しないで忘れろ」って言った後、魏無羨が江澄の涙を拭うのめちゃめちゃめちゃめちゃ良かったです…100回巻き戻した…。

江澄の言い方はすごく喧嘩腰なんですけど、いつも最後に本音が出るんですよね。短い会話の中で2回も「雲夢双傑になるって約束したじゃないか」って泣く江澄、マジ弟…江氏っていう宝物を一緒に守ってくれるお兄ちゃんをずっと待ってたんよ…約束したもんね…(号泣)

江澄が自分に雲夢双傑の約束を叶えてくれるって信じてたからこそ憎しみを抱いてるんだって、魏無羨だけが分かって受け止めてくれるのほんと「兄力(あにぢから)」を感じて最高に好(ハオ)です…魏無羨兄ちゃん…😭😭😭😭😭

 

#49「不義の果て」

<あらすじ>
追い詰められた金光瑶。
藍曦臣から秦愫を娶り金光善を殺した理由を問われ、他に道はなかったと告げる。
そして蘇渉を使って温寧が金子軒を殺すように仕向けたことも告白、魏無羨と金凌が動揺した隙に、金凌を人質に取るのだった。

藍曦臣は金光瑶が「”お前の所業を七日後に天下に告げる。罪を認め自らを裁くか、死期を待て”と脅迫状を受け取ったのです」と縋る言葉に心を揺らします。

藍曦臣は藍忘機の制止を振り切り、「私は惑わされぬ」と金光瑶に質問します。
「一つ目、妹と知りながらなぜ秦愫を娶った」「もし婚姻を拒めば金光善と秦蒼業は反目し、私も2人を敵に回す。最も悲惨な目に遭うのは誰だと?」「だから殺したのか?己の父をあのような方法で」と問われ、頷く金光瑶。藍曦臣は激怒し「阿瑶!」と叫ぶと彼に平手打ちをします。

実は、金子軒が死んだ日、金光瑶は金子勲が大勢を率いて窮奇道へ魏無羨を襲いに行ったことを告げ口し、さらに蘇渉と共謀して温寧が金子軒を殺すように仕向けたのです。なぜだと金光瑶の胸に縋りついて泣く金凌を支える魏無羨。金光瑶は「阿凌、私が何に絶望したと思う?失望したのは、父が女子を侍らせていた時、あれだけの富豪でありながら自分の母を身請けしなかったのは、”身請けなど面倒だ。特に学識のある女は一生付きまとう”とこぼしていたからだ」と言います。

金光瑶は金凌の首に琴弦を回し、人質に取ります。観音殿の外に走り出そうとした蘇渉の首に、藍曦臣の朔月が突きつけられます。
その瞬間、赤鋒尊の得物“覇下”を持つ黒い気に包まれた人物が現れます。それは刀霊に取りつかれた温寧でした。覇下を振り上げた温寧から身を守ろうとした金光瑶の隙をつき、魏無羨は金凌を奪還。魏無羨が顔を上げると、藍忘機によって左腕を斬られ、覇下に怯える金光瑶の姿が。
とその時、聶懐桑の悲鳴が響き渡ります。覇下は真っ直ぐに蘇渉の胸を貫きました。魏無羨は江澄に投げ渡された陳情で覇下を操り、赤鋒尊の骸の入っている棺に覇下と陰鉄の欠片を収め、術で封印します。

藍曦臣は金光瑶の前に膝を進めると、「金宗主、無駄な抵抗はしないことだ。さもなくば…私も躊躇なく命を取る」と告げます。
藍曦臣は金光瑶を手当てしながら、聶懐桑に「さっきの薬を」と乞います。懐から聶懐桑が薬を出そうとした…その瞬間、彼が「曦臣義兄上!危ない!」と叫びます。藍曦臣は咄嗟に朔月を抜き、金光瑶の胸を貫きます。聶懐桑は「三義兄上…いや、金宗主が背後から迫って曦臣義兄上を襲おうと…」と怯えながら訴えます。

たこわさ
たこわさ

聶懐桑の逆襲回キターーー!!!🥰❤️❤️❤️
殺意のこもった目で金光瑤を密かに睨みつける姿、痺れるほどかっこいいです。
陳情を渡す江澄と目を合わせ頷く魏無羨と、彼の姿を懐かしげに見つめる江澄は胸熱でした…😭

 

#50「忘羨(ワンシエン)」

<あらすじ>
聶懐桑が叫んだ瞬間、とっさに金光瑶に剣を向けた藍曦臣。
すさまじい怨念の力で廟が崩れ始め、魏無羨や藍忘機たちは外へ逃げるが、金光瑶は藍曦臣を外へ突き飛ばし一人 廟に残る。
魏無羨は腕の傷が消えるのを確認し、莫玄羽の最後の仇敵が死んだことを知るのだった。

金光瑶は朔月を掴むと、「藍曦臣よ、私が一生で偽り殺めた人間は無数だ。だが、あなただけは傷つけようとは思わなかった。その昔、雲深不知処から逃亡したあなたを救ったのは誰だ?その後、姑蘇藍氏が再建する際、惜しまず支援したのは誰だと?これまで私が姑蘇藍氏を抑えつけたり支持しなかったことが?こたび霊力を封じた以外に、あなたを陥れたことも見返りを求めたこともない。なのにあなたまで聶明玦のように私を許さぬとは!」と彼の刃を体に食い込ませながらどんどんと彼に近づいていきます。「二義兄上、もはや私に生きる道さえ残してはくれない」と言うなり、金光瑶は藍曦臣の腕を掴み、聶明玦の骸の入った棺の上に自分の血液を流します。棺は吹き飛び、すさまじい怨念の力で廟が崩れ始め、魏無羨や藍忘機たちは外へ逃げます。

朔月を握りしめ、「二義兄上、一緒に死んでください」と微笑む金光瑶。藍曦臣は彼を突き飛ばせず、共に死ぬ覚悟を決めます。しかしその表情を見た瞬間、金光瑶は藍曦臣を外へ突き飛ばし一人 廟に残ります。呆然とする藍曦臣。

魏無羨は腕の傷が消えるのを確認し、莫玄羽の最後の仇敵が死んだことを知るのでした。

「魏無羨に何か話したいことがあるんだろ」と江澄に詰め寄る金凌。江澄は「師姉の熱がひどいから薬を帰ってくる。どこにも行くな」と言って出かけていった彼が温氏に見つけられそうになっているのを見てしまい、彼を助けるためにわざと囮になり、温氏に捕まったのでした。「達者で…行くぞ」と涙ぐむ江澄に、たじろぐ金凌。

藍忘機と魏無羨を藍思追と温寧が追いかけてきます。藍思追は魏無羨に幼い頃のおぼろげな記憶を話し、自分が阿苑であることを告白します。二人は思わず抱き合います。温寧は魏無羨に「阿苑と相談し、岐山に戻り一族の頃も冠塚を建てることにしました」と言います。

所変わって、雲深不知処。藍忘機に挨拶して去ろうとする聶懐桑に、魏無羨は「あれだけ周到に手を回して、仙督になろうとは?」と尋ねます。聶懐桑は「私は身の程を知る人間だ。やるべきことは自分でやるが、本分でないことは手を出さぬ」と言い、去って行きます。
雲深不知処の山奥で、魏無羨と藍忘機は”忘羨”を合奏します。藍忘機は「我らはここで誓った。一生 悪を挫き 弱きを救えるように」と言い、魏無羨は天子笑を煽ります。

たこわさ
たこわさ

江澄が魏無羨を庇って温氏の囮になったエピが描写されてて大☆歓☆喜!!!😭😭😭

藍曦臣は最後まで真実か嘘かにこだわっていたけれど、その点聶懐桑は「完全に人を理解するなんて無理」と達観していて、その対比が面白かったです。人は誰しも「見たいものしか見ない」ものですが、立派な仙師である藍曦臣も人だったということですね。

しかし藍忘機が仙督になるエンドとは!

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

アニメ「魔道祖師」や原作との違いを楽しむつもりでしたが、オリジナル演出の良さにハマりすぎてもう何が何だか分からぬままに最終回を迎えてしまいましたwww

一言言えることは、「江澄、幸せになって」。それだけです。

江澄のモンペより。

小錦あや
小錦あや

1話からいきなり魏無羨が藍忘機にデレたのでめちゃくちゃびっくりしましたw 「魔道祖師」では割と魏無羨→←←←藍忘機って感じだったので…。その後も基本藍忘機は魏無羨に甘かったですね。

あと役者さんたちのお顔が美しい…!!

皆さんアニメみたいな7頭身スタイルだし、3次元を観ている気が全くしませんw

風光明媚な映像美もアニメに負けず劣らずで、製作費すごそうだな…といらんことを考えてしまいましたw

アクションシーンも迫力があり、面白かった…!!

内容がヘヴィーなので2周、3周するのはきつそうですが、名作であることは間違いないです!!

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

魏無羨の役者さん(シャオ・ジャン(肖戦)さん)がいかにもヤンチャそうな表情をするのがたまらなく可愛くて、胸がキュンキュンしました…!!😍
一方、藍忘機の役者さん(ワン・イーボー(王一博)さん)はいかにも堅物という感じで、身に纏う雰囲気からして冷たくお堅い感じなのが最高でした!

他のキャストさんもそのキャラにぴったりの表情、佇まいで、俳優さんってすごい…!!と改めてドキドキしちゃいました。

中華BLは最近一気に流行りが来てますが、私も本作をきっかけに他の作品を見てみたくなりました☺️❤️

「陳情令」はスピンオフドラマが「生魂」と「乱魄」の2作品あり、そのほかにも「オーケストラコンサート」「スペシャルドキュメンタリー」「陳情少年座学中」などのスペシャルイベント・番組もあります。

それぞれネタバレ感想を書いているので、ぜひ見ていってください♪

 

「陳情令」の原作は、「魔道祖師」というBL小説で、アニメ化もされています!
原作小説のネタバレ感想はこちらからご覧ください。

 

アニメも絵がとても美しく(特に雄大な背景は圧巻!)、音楽もEDはAimerが担当するなどかなり力の入った作りになっています。
ネタバレ感想、ぜひ見ていってください♪

 

今回3人が見た「陳情令」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:中国ドラマ「陳情令」|ドラマ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題

 

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